■甲府にあるビデオBOXは女の子のオリジナルビデオが見れる(5) |
まるで普通のスナックのようなお店
気が付けば、僕は新宿から特急に乗っていた。スーパーあずさ。片道3510円。ここの原稿料はライターによっていろいろなんだろうけれど、僕は1本5万円もらっている。源泉徴収を引かれると4万5千円だ。その中から経費を出し、残った分が収入になるわけだから、できるだけ経費は抑えたい。とはいってもつまらないお店には行きたくないし。毎回悩みどころだ。S君によれば、そのビデオボックスは1万円あれば十分とのことで、それならばなんとか原稿料を確保できるなと頭の中で計算した。
S君はこの日、仕事が休みだとかで駅まで車で迎えに来てくれていた。うれしいねぇ。僕のほうはお土産として紙袋いっぱいのアダルトDVD。僕のところには仕事がらこういうものが大量に送られてくるわけで、経費としてはゼロ。しかし、S君はとても喜んでいた。
「お腹すいてますよね。“ほうとう”でも食べにいきませんか?」
おお、山梨といえば“ほうとう”だよね。で、連れて行ってくれたのが「小作」というお店。う、うまい。ここも地元の人でないとわからないようなお店だ。ああ、そういうことかということだ。風俗店も同じなのだ。地元の人に聞くのがいちばんだ。
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