タイにもピンサロがあるという情報を聞いて少しばかり驚いた。
本番してなんぼのタイ風俗。本番のない風俗なんてタイなんかじゃない! そう思っていただけに、口のサービスで成立する店があることに感動したのだった。
さっそく従順なしもべに出動を命じた。
露出度満点の店
しもべヒロシが向かったのは、パッポン2にある「star of light」(パッポンマップ参照)。店のまえには、『とりあえず入ってみてよ』程度の営業不熱心な呼び込み嬢がいる。
人々が浮かれる花の土曜日20時過ぎ、ヒロシは禁断の扉を開いた。
・・・・・・と、いきなり目に飛び込んできたのは、お姉さまにちんぽこを咥えられ恍惚の表情を浮かべている白人のおじさん。カウンターにわずかばかりのソファ席という新宿2丁目ゲイバーあたりにありがちな狭い店内の暗闇に目が慣れるや否や「白人のおじさんちんぽこ丸出し+それを咥えるタイ人のお姉さん」の図を4組も目にし、衝撃を受けるヒロシ。
“やっぱり白人はちんぽこがでかい!” と、けしてそんなことに驚いたのではなく、プライバシーのまったくない、オープンな状況に驚いてしまったのだ。あぁ、日本のボックスシートが懐かしい・・・・・・。
そんなヒロシのとまどいをよそに、暗闇からお姉さまたちが「私とどう?」と営業をかけてくる。ババァ、デブ、ブスとピンサロ嬢の3大条件を満たしたお姉さんたちに、ヒロシのちんぽこは萎縮していく一方。そこへ人並みの容姿の女性が現れた。砂漠で見つけたポカリスエット。ヒロシは彼女に決め、ソファに体を沈めた。
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