■ 営業するのに不適切な場所とは? |
Date: 2004-02-02 (Mon) |
今回は営業するのに不適切なお店の「場所」という話題です。常識的に考えれ ば、住宅地の真ん中だとか、学校の真横だとかで営業をすべきではないことは誰 でも理解いただけるかと思います。この点について法律上定めているのが今回取 り上げる話となります。
そして、今回の話である場所というのはとても重要です。今までに出てきた要素(構造と人のことです)の中で最も注意を要するものです。
なぜならその場所が営業に適さない場所ならそのお店の中の設備などは全て無駄になってしまうからです。これまでに出てきた要素によって許可が下りないというのであれば、お店の中をその要件に従って工事しなおせばそれで済みます。 しかし、この場所というのはどうにもなりません。お店を移転するしかないのです。だからこそ重要であり、最も注意しないとならないのがこの場所なのです。(ちなみにこの場所なのですが、だいたいの方は不動産屋さんに聞いて営業できる場所を教えてもらっているようです)
さて、この場所という要件ですが都道府県によって異なります。なので都道府県ごとに個別に定められた条例にのっとって慎重にそのお店の場所を選ばなくてはなりません。また、その条例を読み解くには各種の法律(学校教育法、都市計画法、図書館法などなど)を知っている必要があります。そして、実地での歩いての調査ということも必須です。(営業する上であってはならない建物がないか見てまわる作業)こんなところで法律の専門家である我々行政書士が皆様のお手伝いをするわけです。
以上が今回の場所というお話です。
店も借り、内装も終わり、すべて整って許可が下りるのを待つばかりとなった段階で営業ができない場所だということが発覚したらすべてが無駄になります。十分すぎるほど注意してください。
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