▼私も今度独立して自分のお店を始めたいんだけどどうしたらいいの？
　お店を始める前にまずは会社をつくりましょう。会社を作らないでお店を始めたほうがいいこともありますが、たいていの場合は会社を作ったほうが税金、保険などの面で有利ですよ。お店で働く人を雇うときだって会社のほうが安心して働けますしね。

▼じゃあ次にどうしたらいいの？？会社作ったら終わり？
　あなたが今度始めるお店はどんなお店なんでしょう？それに応じた許可申請、届出といった法律に従った手続きが必要になります。この手続きは忘れないでくださいね。これをしないで始めちゃうと法律違反で捕まっちゃいますよ。

▼じゃあキャバクラを始める場合の法律の手続きってどんな手続きなの？？

お店の図面 （クリックすると拡大します）

　これは許可の申請という手続きになります。警察に対して「お店を始めたいんで初めてもいいですか？」ってお願いする書類を提出するんです。

　このお願いをするときに出す書類って言っても凄いたくさんの書類が必要だし、お店の構造がどうなっているのかの図面とかも作らないといけないんで結構大変なんですよ。

　ちなみにこの手続きをして警察から許しを得るのには約２ヶ月くらいかかります。だから早めに手続きをするためにも行政書士と言う専門家に頼んじゃうほうがいいですね。
　キャバクラってやるに当たってはお店をやってはいけない場所ってのが厳しく決められているし、やるためにはお店の構造も基準があるしでいろいろ注意が必要なんですよ。この辺も自分で調べると大変だから行政書士さんに頼んで教えてもらっちゃったほうが楽ですね。

▼キャバはわかったけど、デリヘルはどうなの？
　デリヘルを始めるのって凄く簡単です。法律的にどうかって説明することも大してないんですよね。だからうーん、開業後のアドバイスをしようかな。
　デリヘルはお店ってのがないんです。だからお店の看板を見てくるお客さんっていないんです。だからお店の宣伝をどうするかってことが大変。あとは女の子をお客さんのところに連れて行ったり迎えに行ったりするのも大変かな。でもこの辺は法律の話じゃないよね。開業後のアドバイスなんか模してくれる行政書士も中にはいるから、その辺はその人に聞いてみてもいいかもね。

▼じゃあじゃあソープランドは？
　ソープランドはもう今の時代新しく始めるのはほぼ不可能です。新しくお店を始めていい場所ってのがほぼゼロなんで。東京の吉原、千葉の栄町とかくらいしか新しく始められないんだけど、そういう場所って昔からのお店がもうすでにあるからね。実際にはちょっと無理かも。

▼お店を始めるに当たっての手続きはわかったけど、そのあとは？
　最初に許可が必要で、そのあとは特に手続きは法律上はないんだよね。でも、お店の中身を作り変えたりとか、お店の社長が変わったりとかしたらそのたびに手続きが必要だから注意してね。そういう変更がない限りはもう最初の手続きだけで全部終わり！

▼他にはどんなことに注意したらいいんだろう？まだあるんじゃない？
　あとはお店をやる店舗を借りるときの不動産の契約については充分気をつけたほうがいいね。お店の場所を借りる手続きは法律にのっとってやるわけだけど、家賃はどこまで含むのか（水道代とか電気代とか）、期間はどうなっているのか、敷金ってやつはどうなのかとかそういうところに注意しないと、変なお店を借りちゃうことになるかもしれないね。さらにその場所を借りたのはいいものの許可が出ない場所だったりしたらどうするのかとかも注意しないとね。
　この辺は全部法律で決まっちゃうから、お店を借りるときにも法律の専門家の行政書士に相談してみたほうがいいかもね。
　あとは例えば女性を雇うときにどういう契約で雇うのかとか、税金はどうするのか、外国人を雇うときはどうするのかとか、いろいろあるよ。この辺もどうせなら全部お店を始めるときに聞いちゃうといいかもね。そうじゃないと行政書士に頼む意味もあんまりないもんね。

▼あ、聞き忘れたけど、外国人パブってどうなんだろう？あれも手続き同じなの？
　外国人パブってのは外国人が踊ったり歌を歌ったりする飲み屋さんのことを言うみたいだけど、ここで外国人を働かせるときにはその外国人の「在留資格」ってのに注意しないといけないね。そうしないと不法就労に加担したってことで自分も犯罪になっちゃうよ。
　それだけじゃないよ、外国人パブをやるにはそれに応じた店の構造じゃないといけないから、それにも気をつけないとね。

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