決算について/税理士の脱税? Date: 2003-11-08 (Sat) 
 スポーツ選手の脱税が急激に増加しているようだ。海外でもベッカムのようなサッカーのスーパースターを始めとして、皆んな日々のバイトに忙しいみたい。ただ、ギャラが高過ぎる人達はどうしても狙われやすいし、バレやすいもの。やはり地道が一番。地道に生きたくない人は、存在自体を消して、絶対に目立たないようにするしかない。
 現在、私は9月決算の企業の決算作業に追われている。9月決算の企業はそれ程多くはないが、11月もしくは12月には申告を済ませる。企業の決算月はやはり3月が一番多い。決算してから申告までの期間は大企業だと大抵3ヶ月遅れ、中小零細企業だと2ヶ月遅れだ。約90%の企業の決算期が3月で、6月に株主総会を開く企業が多いのはその流れから。株主総会で決算を確定させるのだ。
 公認会計士の場合、3月以降が多忙時期だが、税理士の場合は決算以外にも個人事業主等の申告期限が3月15日であるため、2月・3月が一番忙しいのだ。この時期にボーナスを支払う税理士事務所もあるそうだ。
 ところで、最近聞いた興味深い話だと、お水系のお店を経営する女性オーナーの自宅を税務署職員が急襲したらしいのだが、その女性は入浴中で、税務署だと感づいた女性はどうせ、そのうちに立ち去るだろうと高を括っていたところ、立ち去るどころか、微動だにせず、永久に浴室の外で待っていたとも事。この女性あえなく観念してバスタオルを巻いて素直に調査を受けたらしい。
 話しは変わるが、皆さんは税理士や会計士などの税金に携わる人間が絶対に脱税などする筈が無いなどと思ってはいないだろうか?税金を知り尽くすプロだけに、他人の幇助で捕まることはあっても、自分の脱税で捕まるような税理士など聞いたことがない。
 かなり脱線してしまったが、今後を見通す明るい材料としては、損益通算がある。法が改正されて損益通算が出来るようになるため、投資バブルが起きるかも。本来持っていかれる税金を他の事業へ資金注入することが可能になるのだ。まぁ、そっちでも利益が出てしまえば税金はもっと増えるが、当初はマイナスになる場合が多いし、また、失敗に終わったとしても、どうせ無かったものなのだから諦めもつく。
 そういえば金(資金)を捨てる(投げる)と書いて、「投資」というワードになるが、どっちに転んでもOKというリスクの無さがまさに「投資」といえよう。日本の景気をよくするためにも、本業で儲け過ぎてしまったオーナーの方、風俗産業に是非とも投資しませんか?人生一度しかありませんよ。自分はお金が余ってたとしてもやりませんが。ピンク産業に身を置いていた頃、女のコの管理に手を焼いたものでして。自分には向いてないのかも知れません。苦手ですって。だって、あの頃よりももっと難しそうな女のコ多くないですか?今。心の底から、風俗店関係者各位には尊敬の意を表明いたします。明るい材料ということで自分らの業界に話しを戻すと、税理士法人が監査法人のように法人化できるようになったことだろうか。監査法人は大手になると千人単位の体制だが、税理士法人も大手になると百人を超えるところもあり、まさにスペシャリストの軍団だ。自分は税理士集団をつくって拡大しようとかは全く考えていない。が、違った意味での野心は普通の税理士より強いだろう。その野心の中身は秘密であり、皆さんにもそれだけは教えられない。

[BACK]  [TOP]  [NEXT]


野望の帝国ライターランキング




Copyright(c) 2003-2006 YABOU NO TEIKOKU All rights reserved.powered by Press HTML