頃合いをみて、
「そろそろ、素股。良いかな?」
と尋ねると、彼女が口をペニスからゆっくりと離す。大量のローションと唾液が口の端からゆっくりと垂れ、異常なまでに卑猥な感じを演出する。ゆっくりと体をペニスの上に持っていくと、片手を腰の辺りに添え、もう片方の手を自分のおしりに方へ持っていき、そのままの状態で何呼吸か制止する。ローションでヌルヌルになった手がペニス先端に触れ、輪にした指壺の中にゆっくりとペニスを滑り込ませてゆく。
「あぁぁ〜ん。」
適度な圧迫感と手の中にペニスを滑り込ませる時に彼女が発する軽い喘ぎとで、
「やべっ!!これ、はいってんじゃねぇーの??」
と本気で錯覚するぐらいの疑似体験を味わう。そのまましばらくとどまったかと思うと、やはりゆっくりと腰を上下させ、次第に激しさを増していく。したから彼女を眺めるともう、本当にやっているかのようで、しかもあえて
「今、ヘルスでやっちゃってるんだ。」
と思いこむ事によって、頭の中では本番行為が繰り広げられている事に疑いの余地が無い状態。彼女の腰の動きにあわせて、こちらも同じように腰を突き出す。ローションが立てる卑猥な音は激しさを増し、彼女は益々声を高くあげはじめる。素股上級者は、こういったフォローが万全で実際の刺激よりも、男がいかにその他の要素によって射精へと導かれているかが改めて分かる。
彼女の献身的というか、プロフェッショナルな素股にいたく感心しながら、今度は正常位での素股へと移る。正常位の素股はスレスレの所、丘の部分を使って刺激が加わるので、女の子にとっても(必ずしもそうさせてくれるとは限らないが…)クリトリスへの刺激が加わり気持ちの良い体位だ。足を上げクロスさせて太股の中にペニスを入れるのと、足を開き手と丘部分を使ってペニスを受け入れる版があるが、今回は後者。最も、スリリングで密着度が高いヴァージョンだ。
彼女に覆い被さるようにしてペニスを丘部へと密着させ、激しく腰を前後させる。形の良い胸を手に納め、刺激を加えながら徐々に速度を上げていく。
「気持ちいい??」
とぎれとぎれの彼女が聞く。
「うん。本当にしているみたい。」
そう答えると、
「あたしも気持ちいい。」
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