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風俗情報

 業界裏話 01 (2)

 本題のパーティーについてだが、彼女が参加したのはネットに写真がばらまかれ、報道がされる半年ほど前からの事で、3回にわたってこの秘密の会合に出席したとの事。彼女の場合は、同時期に入社した親しい仲間であるT(仮称)に誘われたのがきっかけ。報道にあるようにSは、本当にある日突然といった感じで本社と各店舗とを行き来するマネージャーに抜擢され、周囲を驚かせたという。実際、さしたる働きも無い人間が実力主義の会社でそんなポストをまかされる事自体あり得ない話だが、カラオケという若年層をターゲットとした業界においては、現場である店舗の空気を正確に伝える新しい力が必要とされていた事もまた事実である為、Sの出世に関してもさしたる疑惑の声が挙がる事はなかったという。
「この会合(乱交パーティー)と出世の関係については、社内でも半ば公然としてみたいな事が言われているけど、あれはすべて報道があった後の後付けで、当時は私を含め殆どの人がそんな事あるなんて夢にも思わなかったんじゃないかな。」
 この後、実際Sもマネージャークラスのポストを用意されるのだが、当初は幹部連中と高級レストランで食事をし、その後会員限定のパーティーに参加し、さらにお金までもらえる状況が純粋に楽しかったからと洩らす。
「(社内で)年功序列みたいなのがないから、参加している幹部達もいわゆる出来る若者みたいな人が多くてその辺の合コンなんかに出るよりよっぽどイイ思いが出来た。」
と、いかにも遊び人らしい発言。また、パーティー後にもらえる「ご褒美」の金額については、
「やっぱ、盛り上げた子がたくさんもらえたみたい。社長を含め、偉い人はそれなりに凝った性癖を持っているから、満足させてあげれば「ご褒美」の他にも個人的なボーナスをくれる人もいたし。」
と語る。多いときには一晩で30万円ほどの「ご褒美」にありつく事も出来たという。
 気になる写真撮影の真偽については、
「そういう“性癖”を持った人がいて、写真を撮っていたのは事実だけど、毎回必ず写真を撮っていたわけではないと思う。少なくとも自分は写真を撮られていない、と思いたい(笑)。」

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