「うーん。どうしようか??」
「俺は、フリーでも良いと思うぜ。」
「??」
なんと、連れはこちらが兄さんとのやりとりで四苦八苦している間に、しっかりと在籍表と本日出勤の女の子をチェックしていやがったのだ。彼の中では、一連の事件は既に過ぎ去ってしまったトラブルとして処理されており、台風一過の青空のようなすがすがしい目で在籍表を眺めているではないか。マイペースな彼の雰囲気に押され、兄さんの事は頭の片隅に追いやり楽しむ事にした。

今回、この事故から学んだ貴重な教訓は…「たとえ風俗店に遊びに行く時でも身だしなみには気をつけよう（違った意味でね…）」。世の中の仕事を２０種類ぐらいに分類したとすると、風俗店の雇われ店長も風俗ライターも同じ部類の仕事に分けられると思う。ただし、一応さわやか系のライターを目指すものとしては、彼らと同類に思われるような格好はすべきではない!!と、強く反省しました。
　後日談…。友人（今回の連れではない）が来店した時に、同じ兄さんが出てきたそうですが、対応はすこぶる良かったそうです。やはり、同類に対しては厳しいようです。この世界は。

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