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風俗情報


  エロ業界Q&A(13) Date: 2004-01-07 (Wed) 
【ご質問】
「最近、M性感系の性風俗のお店が増えているように思えますが、同性愛者に多いように、サディストやマゾヒストも先天的な要素が強いのでしょうか?」

【ご質問に対するお答え】
 (10)から(13)に共通していることなのですが、筆者がちょっと気になるのは、金子さんのご質問が抽象的とか観念的とかいう意味ではなく、それを知ってどうするという点が気になります。人によって全部違うんだという認識が大事で、なぜなら、人によって違うということを知るには、自ら体験するなり見聞きしている「自分」がいないと言えないわけで、つまり、金子さんにとって(10)〜(13)の事柄がどれくらい大事か、ということに尽きると思います。同性愛が今や医学的に先天的だということは(一応)証明されていて、恐らくSMも母体内での赤子が浴びるホルモンシャワーの量で決まるのかもしれませんが、筆者は、それで人間が納得できるのかどうかには、いつでも疑問を抱いています。たとえがデリケートになりますが、大阪の児童殺傷事件の宅間守やオウムの麻原がもし先天的ないし精神的な病気だとされて減刑になったとしたら被害者や遺族はとうてい納得はしないでしょう。それと同じで、SMに先天的な要素があったとしても、意味はないと思います。意味があるのは、先天的であろうと後天的であろうと、それを「自覚」した自分、それを「認識」した自分、それを「選択」した自分、それを今まさに「生きている」自分が、それなりに納得すれば充分なのではないでしょうか。つまり言いたいことは、「意志」の問題です。意志という言葉が強すぎれば「意識」でもいいですが。金子さんは確かM男としてメディアに注目されたことがありましたよね。しかし筆者は、明日、金子さんがS男としてマスコミに登場しても、一向に驚きません。もし驚くとしたら、金子さんが(SであろうがMであろうが)どこまでその道に到達しているか、どこまで王道を極めているかであって、百の性癖であろうが、一の性癖であろうが、関係ありません。

 例えばM性感店が少しずつ増えているのは、性風俗愛好家にMが増えたからというわけではないでしょう。性風俗は業界自体が「ブーム」を作っていかなくてはならないけれども、大きく見ればやはり男の願望の流れを反映していて、ヘルス系では、かつては「恋人プレイ」というのがはやりましたよね。しかしそのうち世の中がシビアになってきて、次に流行ったのが「癒し」のブームでした。そして、世の中がシビアを超えて一種荒々しくなると、甘えたり癒されたりを超えてMとなった。男がどんどん居場所をなくし、壊れていく過程と似ていませんか、これ。もし、M性感が真性のMだけしか行けないなら、流行ったりするわけがありません。通説でいう男がSで女がMだったら、これまた流行ったりするわけがありません。もちろんこれらは本格的SM店ではないので、男が受けるサービスはソフトMですが、要はどの性風俗も(一部を除いては)ゴッコなわけですから、そこに行く男たちは、一種の「心情」を味わってるだけなのですね。それでも色んなことが体感できると思いますよ。そしてそれはMの心境が分かったのではなく、自分にそういう気(け)があって、性というのはどんなことでも楽しむことができるという自覚だと思います。

 だから筆者は、このMブームが一夜にしてSブームになっても驚きません(気持的にはロリコンとレイプ系Sだけは、例えゴッコでも大反対ですが)。なので、先天的か後天的かなんて、答えを出してもあまり意味がないのではないでしょうか。もし、このことが金子さんにとって、ものすごく意味のあることなら、あるいはSMは中途半端に一般店に取り入れることが、本当は危険なのだということを色々ご存知なら、同じネットで、M性感プレーの楽しみ方を、ぜひ書いてください。SMが先天的か後天的かなんてお悩みになるより、よほど実利があるし、ご自分を活かせると思いますが・・・・・!?

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