■エロ業界Q&A(30) | Date: 2004-01-30 (Fri) |
【ご質問】
平加門先生に質問があります。ぼくは8月にこの「野望の帝国」をたまたま偶然見つけて以来、先生のページだけを愛読してます。先生は韓国式エステのような性的サービスのあるお店でなく、普通のマッサージ店やいわゆる“ヌキ”無しのアジアンエステ店に行かれる事もあるのでしょうか?おすすめのお店や楽しみ方があれば教えてください。
ちなみにぼくはサウナのマッサージ(または温泉地やホテル内にあるようなマッサージ)が大好きで、よく利用させて頂いてますが、風俗であそぶ場合には癒しでなく、スケベのみを楽しみたいタイプです。
ところで、なぜぼくが先生のページしか見ないのかと言いますと、執筆しているライターの中で先生の名前しか知らなかったからです。先生の名前が珍しい名前だったので、ビデオ情報誌で見たことがあり記憶してました。平加門さんという名前がまさか本名とは思いませんが、誰が名づけたのか、また名前の由来も知りたいです。失礼をお許し下さい。(北海道旭川市/鉄道会社職員/57歳)【ご質問に対するお答え】
ペンネームの由来は、英語の「HEY!COME ON」(ヘイ!カム・オン)で直訳すると「おい!こっちに来いよ」ということですが、シチュエーションによって同にでも使えて、「仲間に入れよ!」とか「来いよ、楽しもうぜ!」といった誘いの言葉から、時には「かかって来い!」みたいな挑発的な意味にもなります。すごく微妙な心理状態の時にも使用されて、例えば落ち込んでる相手にこの言葉を用いれば、「なあ、元気を出せよ」とか「おい、くよくよするな」とか、励ましの意味になります。
今となっては記憶が定かではないんですが(笑)、筆者はポール・ニューマンが好きでして、とりわけ好きだったのが、68年度製作のサスペンス「動く標的」(ムーヴィング・ターゲット)。原作での主人公の私立探偵リュー・アーチャーの名前はなぜか使われず、P・ニューマン扮する探偵はルー・ハーパーと名乗っていましたが、犯人を明かしてしまうとルール違反なのでしませんが、その「射つはずのない犯人」に銃を向けられて、ハーパーは両手をあげ、それから犯人にクルリと背を向けて両手をあげたまま歩き出します。犯人は撃鉄とをガチャリとひき、引き金に指がかかります。一瞬、死を覚悟するハーパー。しかし、彼は犯人との長い間の「信頼」関係の方を取ります。犯人は射つハズがない・・・・と。
カメラの正面に両手をあげたまま歩いて来たハーパーは、そこで、あげた両手をはらいのける様に下におろし、ひとこと言います。「よせやい・・・・!」。この時、「ヘイ!カモン」と言ったかどうか記憶はないのですが(笑)、「よせやい!」といって画面がストップモーションになるそのラスト・シーンが忘れられず、言ったかどうか記憶なきまま、勝手に「ヘイ!カモン(英語では実際に聞くとカマ〜ンと聞こえます)」。上記の「よせやい!」は実に名訳だと思います。ま、これとは別に、しかしこれと似たシュチュエーションなどで、このヘイ・カモンは、今の流行語で言えば、「おいおい」(相手の言動に少し驚きを禁じえないという感じで入れる合いの手)とか、「マジかよ!」とか。あるいは「冗談だろ」みたいな時に思わず発するのも、このヘイ・カモンです。それぞれ微妙に異なるニュアンスも入ってますが、筆者の感じとしては前出の「よせやい!」と「冗談だろ!?」みたいな感じが、この言葉にはピッタリです。
一番誤って呼ばれるのが「タイラ・カモン」ですね。これはこれは、なかなか憶え易いし、筆者も自分がこうした名前を初めて目にすれば、タイラ・カモンと読んでしまうでしょうから、誤読されても気にしてませんが。編集部その他、電話などで初めてインタビューなどをされてくる多くの人は、姓の方の「ヘイさん」とは呼びにくいらしく、多くは「カモンさん」と言ってきます。ちなみに筆者が過去に使っていたペンネームは、花咲力丸(はなさき・りきまる)、野良世朗(やらせろ・笑)→これは余りにも露骨なんで、すぐにやめましたが。三島康(みしま・こう)→姓名判断も出来た、故人である筆者の伯母が命名してくれた名で、割と長い間使っていました。佐野良酔(これも、さの・りょうすいと誤って読まれてました)→何のことはない、民謡のあい相のて手「さのよいよい」から付けた語呂合わせで、筆者は一時期、この民謡の相の手(かけ声)の駄ジャレが好きで、例えば、「下半身の歌」→は〜、ど〜した、どした(胴下、胴下)とか(笑)。そして今の「平加門」に至ったわけです・・・・。
ところで、韓国エステのような性的サービス抜きのマッサージ抜きのマッサージ店や、ヌキ無しアジアンエステに行ったことがあるかというお問い合わせですが、30代の頃にカイロプラクティック(骨をポキポキいわせるやつ)と、いわゆる本当の針灸(しんきゅう)院に通ったことがあります。後者はごく普通のひらや平家の家の中で初老の先生から針を打ってもらいました。かなり深く刺しているのに全然痛くないのでそのことを言うと、「痛いのはヘタだから」と言われました。ところが、後に色々な人に聞くと、「ある程度痛い方が上手い。痛くないと効き目がない。」とも聞いて、未だにどっちが正しいのか分りません(笑)。一回2,500円で週に2回は必ず来ないと効果がないというので無理して通っていたのですが、金が続かなくてギブ・アップ。それでも2ヶ月弱ほど通って、効果は・・・・・あったような、なかったような・・・・・(笑)。
前者のカイロプラクッティックは、人の紹介で行ったわけですが、四谷の割と小奇麗なちゃんとした診療所風の建物で、インド人だかイラン人だか、イスラエル人だか忘れましたが、要するに東洋系の外国人の先生と、弟子のような日本人の若い先生が1人それも日本人の若い看護婦さん2人(共に20代)がいて、からだポキポキの他に、深海鮫の軟骨注射を(体の)痛い部位に1本打ち、加えて「悪い血を流す」とかで(=解毒?)緑色の丸薬を1錠。これで一回1万5.000円。月に2回ほどの通院で大丈夫ということで、体ポキポキをやってもらい、注射を腰に1本打って、薬は帰宅してから飲みました。すると、翌朝、クソをしにトイレに行ったら、鮮血がサーッと流れるわけですよ。これが「悪い血」なのかどうかは分らないけれども、あまり良い気分はしなくって(体のポキポキもあまり良い気分ではないですね)、2回で辞めましたね。
占いはもとより、マッサージとか整体なども、民間はやはり怖いです。ああいうものは「信じられる人に効く」ということではないでしょうか。筆者のように疑り深い人間(笑)には向いてないです。実際、この二つ、効いたのか効いてなかったのか、全く確かめようもなく終ってしまいました。以前ここで書いたかもしれませんが、35〜45才の間は筆者の執筆人生の中でも最も多忙を極めた時期で、モノ書きの持病とされる痔(ぢ)や腰痛は幸い出ませんでしたが、肩及び背中のコリはさすがに顕著になってきました。
いわゆる抜きサービスもあるアジアンエステを愛好してから早や7〜8年が経ちますが、筆者の場合はいつも言うようにマッサージも兼ねています。韓国&中国式エステは、性風俗関係者から教えられた通りにやる荒っぽいものが多く、プロのマッサージ、あるいはマッサージの名手といった女の子は残念ながら少ないです。マッサージはおざなりでも、抜き部分にサービスを集中してくれるなら、それはそれで目的を果しているでしょうが、筆者のように、(時には)時間一杯、マッサージだけでいいと言うと、マッサージが不得意なコは時間を持て余していますから、マッサージも巧いし、抜きサービスも手抜きをしないという名手は、過去においてわずか5人だけでした。こういうコに当たると大変有難くって、通い詰めてしまいますよね。そうしたコに関してはいずれ書きますが、筆者のような中途半端な客(笑)は、むしろQ氏が言われるように、純粋のマッサージのみをやっている店の方がいいかもしれませんね。ちなみにパンツを脱がないで(笑)、マッサージのみをしてくれるアジアン系エステというのは、入店したことはないですが、高円寺駅周辺にも3店舗ほど見かけます。
足裏マッサージで20分3000円と看板を掲げているお店が北口に1店。前出したようにパンツを脱がないで、手足と背中だけローションマッサージをしてくれるお店(60分15000円)が南口に一店。客引きの中国娘がいるので、もしかすると抜きサービスがあるかもしれませんが、一応は足裏マッサージの看板を出している店がこれも北口のピンサロ通りの外れに1店(ちなみに阿佐ヶ谷にも、足裏マッサージの看板を出しているアジアンエステが2店あります)。
で、こうした抜き無し純粋(?)マッサージ店の楽しみ方といわれても、これは難しいですね。筆者のように仕事上の必要に駆られて本当にマッサージを受けに行く場合、たとえ女の人がオバさんでも、コリをほぐすのが巧い人の方が良い訳で、色気は二の次ですよね。ちょっとした「お色気」というものをこの手の店で楽しみたいのであれば、女の子が全員若くてピチピチの美人であるとか、割と肌の露出した服装をしていて「目を楽しませてくれる」とか、混浴はないまでも、シャワー室まで来てくれて「丁寧に体を洗ってくれる」とか、あとは客の方からの「口説いたりする面白さ」等々が楽しめる店・・・・・ってことですかね。筆者的には、抜きサービスはたとえなくても、女性が全裸でマッサージしてくれる状態を「理想」と考えてますんで(笑)、こういうものを求めているのであれば、新宿とか池袋など繁華街のエステなら可能です。Q氏のように性風俗系のエステに「癒し」を求めないタイプの人には、今の韓国&中国式エステは、筆者の立場とは逆の意味でちょっと中途半端かもしれませんよね。マッサージが徹底してうまいわけでもなく、さりとて性的サービスも(日本のヘルスやイメクラに比べれば)それはもう絶対的に不充分な訳ですから。
筆者はもち(どんな性風俗も)「本番」を目指しているわけですが(笑)、といってすぐにゴム付けてほいほいと「本番」してしまうような客やお店というものを(矛盾しているようですが)軽蔑していますので、なんていうのだろう、繰り返しにはなりますが、@相手のコが全裸でマッサージをしてくれるぐらい「仲が良く」なること、A中国系のように「受け身」に慣れてない、ないしは、そうしたことを嫌がるタイプの女性を優しく「イカせてあげる」こと、の二つという「遠い道のり」(笑)をテクテクと歩いて行く、そのプロセスを楽しんでいます。金を積んで、優しいフリをすれば「本番」までは意外と簡単ですが、そういう方法を、筆者は好まないからです。