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風俗情報

 『上野』(1)
4月某日。前から気になっていた上野の某風俗店に出向くことにした。
MANZOKUニュースに堂々と広告を打ち「○○流」とうたっているその店は、まさしく今流行りの本番店以外の何モノでもない。
それにしても情報誌はいつからいつからこんなに露骨に「本番」であることを宣伝していいことになったのだろうか。
西川口、越谷、草加と…「本番」で有名な地区は拡大しつつある。そしてついに都内にも出現したというわけだ。
一応念のため電話を入れて確認すると。「はい。うちは○○○○流ですから…」と、その店名を流派にしているらしい。
まぁ電話で「本番アリです」とも言いにくいのだろう。小雨の降る中を御徒町駅からかっぱ寿司方面に歩く。
仲見世付近は20年以上前とちっとも変わっていない...。
足立区出身の僕にとって上野は懐かしい町である。
目当ての店はすぐに見つかったが、ビックリしたのはこの通りがいつのまにか風俗街になっていたことだ。
道も一本隔てるとだいぶ違うようである。 薄暗い階段を上ると2階が受け付けになっている。
「いらっしゃいませ」パンチパーマのいかつい男が出迎えてくれた。見るからに風俗店の店員でござい。
という風貌が実に下町らしくてイイ。
「コースはどれになさいますか」料金は30分1万2千円、40分1万8千円となっている。
「40分コースが人気ありますけど…」という店員の薦めにしたがってそれを選択する。
プラスチックケースに入った4枚の写真を見せられる。ふむ、どの娘も飛びぬけてカワイイというわけではない。
だったら若い子がいいか。18歳のM子を指名する。待合室には僕以外に客はいない。
さすがにこの天気だと午後一から風俗で遊ぼうという気にはならないのか。
待つこと5分「それではどうぞ」と、店員に促がされ部屋に通された。
部屋で待っていたのはタレントの深田恭子…とまではいかないが、それに近い雰囲気をもった娘である。

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