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風俗情報

 『高田馬場』(1)
ドラゴン今中の「夕やけ風俗少年」VOL.4
  
 ある雑誌の企画から参加依頼がきた。「風俗本番選手権」要は本番NGの店に行き、そこの姫に挿入を遂行してこいと言う内容だ。まぁ企画自体はありがちで目新しさは微塵も無いのだが、タダで風俗に行って遊べるという下心からOKした。
 この企画は一人が計3軒の店舗に行き、各参加者が本番できた回数を競い合うものだが、三店舗の中の一軒だけは指定姫制度となっていて、雑誌が選択した女の子と一戦交えなければならないのだ。
今回指定されたのは高田馬場にある××と言う店のS子嬢(21歳)。風俗情報誌にもバンバン顔が出ていて、その店一押しというのがよくわかる。当然ながらルックスもスタイルも写真で見る限りはカワイイ。だけど、ちょっと待ってくれ。これだけ雑誌に掲載されているような娘だったらそれだけガードも固いんじゃなかろうか。不安は隠し切れない。もちろん本番選手権なのだから、簡単にセックスできる娘ばかりを選択していては企画自体が成り立たないし、読者も面白くはないだろう。
早速僕がトップバッターとして高田馬場の××へと赴く。事前に予約していたためほとんど待ち時間がなくすんなりと部屋へ通された。室内はベッドにレースのカーテンが掛かった王室調、しかし広さは4.5畳と、中途半端な豪華さに苦笑を隠し切れない。ほどなくやってきたS美は想像していたより小柄で、若干年齢も高め(推定26歳)だった。
「今日は指名してくれてありがと〜ん」と、妙に馴れ馴れしい猫なで声でのたまうS子。正直これには引きぎみの僕だ。
「ねぇねぇキスしよ〜よ」えっ、なんなんだこの娘。これは積極的というか頭のネジが緩んでる感じだぞ。
 一緒にシャワールームへ入るが、この調子は続く。あまりにも臭いカワイ子ぶりっこ演技に僕のテンションは下がりっぱなし。いったい彼女はどんな風俗嬢を演じたいのだろう。それともこのオツムの弱そうな女が地だとでもいうのか。それなら本番も簡単にできそうなのだが…。

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