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風俗情報

 『渋谷3』(1)
さて、渋谷のデリヘルはそこそこレベルが高いということをお伝えしたわけですが、まぁ天国もあれば地獄もあるというわけで、今回はそんなお話しです。
『10代・女子大生・美少女』という文句につられ、さっそく業者に電話してみると「30分で二十歳の子が行きますから」との応え。なんだよ10代じゃないのかよ。と独り言をブツブツ言いながら待っていると、ドアをコンコンとノックする音が...。
「こんばんは〜」と、現れた女は入るなりヤニの臭いが鼻につくケバい女だった。
「あっ、どうも」しばし観察してしまった。
「じゃ前金で2万5千円お願いします」その女Hは、確かにケバい印象こそすれ顔の造作は悪くは無い、まぁホテトルとしてなら合格かともおもうが、そこはかとなく匂う違和感だけはどうしても拭えないものがあった。
「あぁ、はい」黙って財布から金を取り出す僕。後になって考えて見れば、このときの嫌な雰囲気だけでチェンジすればよかったのだが...それも後の祭りだ。差し出された金をバッグに仕舞い、女はのたまった「タバコ吸っていいですか? 」来て早々タバコかよ...。あっけに取られ立ち尽くしていると、Hは眉間にシワを寄せ、それでもセブンスターマイルドに火をつけた。
「よく呼ぶんですか」
「え、ああ」最初何のことかと思ったが、ようするに僕がよくホテトルを呼ぶのか。と、聞いているらしい。
「たまにだよ、たまに」
「ふ〜ん」聞いては見たものの、さして興味無さそうにナマ返事のHである。ビジネスホテルに呼ばれるのが珍しいのか、室内を異様なまでに見回すH。いったい何が珍しいというのか。
「いいホテルですね、出張かなんか? 」
「うん、まぁね」そんなことどうでもいいだろう。と、心では思っていたが、普通に受け答えしている僕。
「それよりさ、キミって歳幾つなの? 」
「え...あたし? 21だけど」
「ふ〜ん」
「......」話が続かない。というか、彼女の雰囲気に圧倒されまくりである。

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