ドラゴン今中の夕やけ風俗少年VOL.17：『新宿西口』

　新宿西口を降りて徒歩5分、Ｓホテルの並びにある○○ビルの９階にSというお店は存在する。表には表札も看板も出ていない。ここは知る人ぞ知る変態しか集まらないハプニングバーである。しかしマスコミの取材は一切受け付けず、完全な会員制のためその実態はベールに包まれていた。当然ながら紹介者なくしてはこの店に足を踏み入れることはできず、フリの客がいきなり入れるような環境にもない。おそるおそる扉を開けて店内に足を踏み入れると、中は薄暗いがかなり混雑しているようだ。
「××ちゃんの紹介ね…」入り口で店員の女性(30歳くらい)に厳しいチェックを受ける。この女性は一見すると普通に見えるのだが…実態はわからない。広さは10坪ほどだろうか、カウンターにやや大きめのテーブルが二つ、あとソファだけといった感じだ。びっくりしたのは平日の夜だというのに店内は満席でかなりの賑わいをみせていることだ。
カウンターではスーツを着たサラリーマン風の男とチャイナドレスの女性が談笑している。しかしチャイナドレスをよく見てみるとそれはオカマであることが判明した。そうだ、こんなことで驚いてたはいけない。ここは変態の集まるバーなのだ。
端のソファに目を向けると眼鏡をかけたセーラー服姿の女性が二人の男とイチャイチャし始めた。これは何が始まるのかと観察していると、その女性は一枚一枚服を脱がされていく。ビックリしたことになんと男の一人はたまにテレビで顔を見かけるお笑いタレントであった。
「あははは、いやだ〜」などと言いつつも、その女に拒否する姿勢はまったくなく、最後は濃い目の陰毛が露に…そしてそのタレントが秘部の中に指を入れだした。クチュクチュという音がこちらの耳に届くも、他の客たちは別に気にすることもなく日常の風景を見るかのように平然としている。

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