■『新宿西口』(2) |
隣の席はいかにも土建屋風のオヤジと20代中頃のカップル。
完全な不倫関係であることは明白である。その女が話し掛けてきた。
「ここは初めてなの? 」
「えっそうなんですよ…」
「ふふっそうなの」と、悩ましげな瞳で誘ってくる。そしてこちらが何も言ってないのに、さわっていいわよ。と、服の舌からオッパイをさわらせてくれた。いったい何なんだろう。単なる淫乱な女性なのか酒に酔っているだけなのか。
しばらくすると女の子二人組が話し掛けてきた。一人は眼鏡をかけた柴田理恵風のブスだが、もう一人は宝生舞に似ていてかなりカワイイ。話していると宝生舞は結構なヤリマン。そうか…そういうことなら、と、彼女の股間や胸などをさわりまくる。
変態が集まるバーとは、このように通常あり得ない出来事が日常茶飯事で行なわれているのである。12時をもって店の営業は終了した。もちろん来週もやってくるつもりである。