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  ナンパ地獄変(2)-6
「じゃあ、食事でもしようよ」彼女の名は妙子、十九歳の短大生ということである。しかも今日は彼氏の部屋に泊まるつもりで歯ブラシセットまで持ってきたらしい。まさにラッキーの二乗だ。
 まだ六時をすこし回った時刻である。オレたちはゲーセンでプリクラを撮ったり、アイスクリームを食べたりとまるで恋人同士のように遊び回った。結局ホテルに戻ったのは午後十時過ぎ、その後はたっぷりと妙子の肉体を味わった。
 妙子は朝、オレがチェックアウトする前に市電で帰っていった。
「寂しいから見送らんで…」と言う妙子のやさしいセリフが今でも胸に残っている…。そして彼女と過ごした最後の夜は、オレにとっても九州で一番の思い出となった。
 博多につづき、熊本でもヤリマン伝説を立証するべく奮闘した甲斐はあった。ここに九州ヤリマン伝説は完結したのである。

ヤリマン伝説完結によせて

 今まで九州の女は情が深い…とか、ケツが軽い…とかいう噂は絶えずありましたが、今回取材してみてよ〜く理解できました。
 全部ホントです。
 しかし、みなさんよく考えて見てください。これが女性の本来ある真の姿なのではないかと私は思うのです。だって…なんだかんだ言ったところで、女性だってセックスしたいという気持ちは男性と同じなんですよ。私の住む東京では援助交際の話題なんかもすぐに広まるし、また、程度の悪いスカウトマンが横行していて道を歩くのすらためらわれる始末。こんなある種危険な土地で女性が邑楽かに生きられるハズもありません。
 九州というのびのびとした土地で生まれ、そして育ってこそ女性本来の姿で生きられるのです。今回の取材を通じそれがよくわかりました。
 ヤリマンというと言葉は悪いですが、私のカラダを通り過ぎていった女性はすべて顔も心も美しかった…いう事を最後に記しておきます。そしてまたいつか、必ず訪れるその時までどうかやさしい心を失わないでください。

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