ナンパ地獄変 VOL..10 北海道・札幌
今回の舞台は北海道の札幌である。なんで十一月のこんな中途半端な時期に北海道なんだ?という意見もありますが、それはズバリ。安いから…この一言につきますな。夏場の北海道はホテルも航空券も高いんだよ。バカちんが…。
空港に降り立ったオレはそのままJRで一路札幌へ…。と駅のホームに立つと…。さっ寒い〜。気温5度かよ。東京とは約10度近い温度差がある。マジ?こんなことならセーター持ってくるんだったぜ。とりあえずタクシーで予約していたホテルへ。うむ、さすがシーズンオフだ、七千三百円でありながら二十畳くらいあってかなりの広さである。
早速街の散策に出かけるとするか。まあ札幌は都市としてはかなり発達してるので、どこへ行ってもある程度若い娘はいる。しかしこの寒さはちょっと予想外だったかも。しかし五分もしないうちに缶コーヒーを持ってフラフラしてる茶髪の娘に遭遇。なにげに声をかけた。
「ちは〜す、なんかヒマそうじゃないすか」
「いや…ヒマってわけじゃないんだけど…バイトの休憩中なんですよ」
「バイトって何やってるの、風俗?」
「ひど〜い。違いますよ!」一見風俗嬢と見間違ってしまった千晶(二十歳、フリーター)はティッシュ配りのバイト中ということだ。「はい、どうぞ…」と渡されたティッシュにはテレクラのフリーダイヤルが記載されていた。しかしバイト中とあらばこれ以上どうすることもできんし…早々にバイバイだ。
その後二、三人に声を掛けるがダメ。ナンパは忍耐と努力だ…。とは思っていても、この寒さじゃどうもヤル気が出ない。と、考えながら鼻をかもうかと、さっきもらったティッシュを取り出すと…おや…テレクラね。ちょっと早いがテレクラでも行くか。
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