ナンパ地獄変 VOL..11 北海道・旭川
前回の札幌から特急『スーパーホワイトアロー』で一時間二十分。するとそこは北海道第二の都市旭川である。列車の窓から見える景色も都市部はともかく、山間部においてはかなりの積雪量だ。まだ十一月だというのにすでに吹雪いている。札幌ではチラホラとしか降っていなかった雪だが、まさか旭川は…。
改札を出ると雪国だった…。
さっ寒い…札幌の比じゃないぞ…。とりあえずタクシーで予約していたホテルへ直行。さすがにホテル内は暖房が効きすぎるほど効いていて快適だが、やばいよこの寒さ…シベリアかと思ったよ(行ったことあんのか!)現在の気温マイナス一度。うぅぅなんだか街へ出る気がしない…。読者の皆さんには申しわけないが昼寝させてもらう。
午後二時半…心地よい昼寝から目覚めると、すでに雪もあがっており晴れ間も出ている。果報は寝て待てとはこのことか。よっしゃ出撃だ。
街へ出てみると、これがホントに北海道第二の都市か?と、疑うほど閑散とした雰囲気が漂っている。平和通買物公園というメインストリート以外にほとんど人はいない。こんなんで大丈夫なのか…しかも今日は週末だぞ。とりあえず手近にいた後藤真希風に声をかけてみた…。
「こんちはー」(カラ元気)
「あっこんにちは…」
「あの、よかったらお茶でも飲まない」
「えっナンパですか…」
「そうだよ」
「う〜ん。行きたいけど…」
「えっ」うそっ。
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