ナンパ地獄変 盛岡
北海のベアー
椎名林檎の見事な逝きっぷりに、もうクラクラ。
先日ふらっと立ち寄った原宿のブックオフで『野口五郎 筒美京平ウルトラ・ベスト・トラックス』を買った。これがもう、いいのなんの…。やっぱ五郎はサイコーだわ。中でもオレのベストスリーは「針葉樹」「女になって出直せよ」「甘い生活」かな。全曲憶えてカラオケでガンガン歌いまくりたいぜ!! ナンパした女ども、カラオケボックスで正座して待ってろよ。
前回の宇都宮から東北新幹線やまびこで北上。それにしても今回はすでに六月号だっちゅーに、取材を敢行したのはまだ三月末。この薄ら寒い季節になぜ東北くんだりまでやって来たのかは、この後の特別編を読んでもらえればわかると思うが、それにしても寒い。宇都宮も寒かったが、それに輪をかけて寒い。駅に一歩降り立った瞬間、背筋が凍るほどの寒気を感じた。
タクシーでホテルまで行き、荷物を置いたらとっとと街を散策することにする。(今回はページが少ないから急がなきゃ)市街は、駅から北上川が分断しているため多少の距離がある。マークするのは駅周辺と映画館などが密集する大通りの二ヶ所だ。
アーケードを皮ジャンの襟を立てつつ歩いていると、向こうから一見ヒマそうな矢井田瞳似の娘とちょっと目が合う。
「あの…すいません日本冷麺研究会のものなんですが。冷麺の美味しい店を捜してまして…」完全なウソ。
「えっ、なんですか」彼女の名はマサミ(二十歳、専門学校生)
「実はナンパなんだけど…」
「なんだ…びっくりするじゃないですか」
「ゴメンゴメン」と、いいつつもお茶に誘うと一応快くOK。しかし、それ以上の進展を望むのは難しかった。ケーキだけ食ってとっととバイバイ。
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