野望の帝国 野望の帝国

風俗情報

  ナンパ地獄変(19)-1
ナンパ地獄変 山梨県・甲府


新宿から特急カイジに乗って約1時間半、カイジといっても車内アナウンスで「金は命より重い…」とか「典型的な野良犬、だが牙はぬけていないな」という殺伐とした車内アナウンスは無い。当然ながら「ざわざわざわ」という効果音も無い。弁当を食いながらまったりとした時間を過ごしていると山々に囲まれたのどかな駅へと到着した。
 山間部というだけあってさすがに日中の気温は高く、現在寒暖計は34℃を指している。たったまらんぞ、とりあえず一旦ホテルで涼む。なんでこの真夏の暑い最中に甲府…? という疑問もあるだろうが、今回オレにははちょっとした勝算がある。かれこれ5年ほど前に遡るが、友人と旅行の帰り、たまたま寄った甲府のテレクラで巨乳の上玉をゲットしたことがあったのだ。確かそのときも季節は真夏。今回はその第二弾として、夢よもう一度。というわけだ。
 とはいえ、いきなりテレクラってんじゃお天道様が許しても読者様が許してくれそうもない。炎天下の甲府市内をブラブラとする。が、パセオ、岡島デパートといった盛り場近辺にもヤングの姿はほとんど見られない。まだ時間が早いというのか。仕方なく駅方面に向かう。その途中でニキビ面のギャルを発見し声をかけた。
「暑いね…」
「…はぁ?」
「どっか行くの?」
「ええ、まぁ…」声をかけられ、なぜかうかぬ表情のアイカ(フリーター18歳)
「お茶でも飲まない、奢るけど」
「まぁいいですけど」仕方なく付合ってやるか。的な表情がありありと伺えるが、最初はそれでもいい。なんとか流れだけはつかまなくちゃね。喫茶店でまったりとした時間を過ごしていると急に空が雲に覆われいきなり雷と共に大粒の雨が落ちてきた。
 あちゃ〜夕立だよ。まっ涼しくなっていいけど。「よかったら雨がやむまでホテルで休んで行かない? 」と言おうとした瞬間。
「あたしそろそろ電車の時間だから」と、とっとと席を立たれてしまった。なんだよヒマ潰しに付合わされただけかい。
 ただでさえ閑散とした街が、突然の豪雨で更なるゴーストタウンと化す。とてもナンパどころじゃないのでホテルに帰って昼寝。なんだかな〜。
 二時間ほど惰眠を貪ったおかげでアタマがスッキリリフレッシュ。さて第二ラウンドと行くか。そろそろ夕刻ということで春日モール付近にも若干人が見られるようになってきた。とはいえそれほどの量でもなく、パラパラといった感じなのだが…そのとき、会社帰りとおぼしきOL風を発見、迷わず行く。

[ドラゴン今中TOPへ]  [次のページへ]


Copyright(c) 2003-2004 YABOU NO TEIKOKU All rights reserved.