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  ナンパ地獄変(20)-4
「えっ…」返事もそこそこに図々しく座り込む。
「いや、ナンパだから、心配しないでね」
「えっナンパなんですか? 危ないじゃないですか」
と、のたまう奈央ちゃん(二十一歳、OL)。
「いやいやそんなことないっすよ。キャッチセールスや悪質なセールスマンよりは全然いいでしょ」
「そうだけど…」
「どうかな、飲みにいかない? 」
「う〜ん。でも彼氏がなんて言うかな。もうすぐ来るから聞いてみないと」ズルッ。そんな大事なことは早く言えっつうの。ったく。
 またテレクラか…。ふとそんな不吉な予感が脳裏を横切る。昨日はなかなか美味しい思いができたし。まっええんちゃうの…。と、半分は諦めの心境でもある。しかしな〜二日続けてテレクラでゲットできたとしてもだ、それで本当に満足なのか、ということでもあるわけだ。
 そう思いつつも足はテレクラへと向かっている。その途中、本町の大通りでバイト帰りらしき島袋寛子似の娘を発見、なにげに声をかけた。
「なんか疲れてそうだよね」
「はははっ、そうかな? 」ボーダーのTシャツにジーンズというルックスからみても学生っぽい。
「バイト帰りでしょ」
「あっピンポーン。正解お兄さんよくわかりますね」そりゃこちとら人間観察にかけては達人の域ですよ。
「東京からナンパしに来たんだけど、引っかかってみない? 」
「えっウソでしょ」と、一応興味を示してくれたところで飲みに誘う。どうやら彼女(千恵美 二十歳、専門学校生)は一人暮しらしく、誰も待っていない冷たい部屋に帰るのが嫌だったらしい。そうか寂しかったのか…じゃお兄さんがキミの心と肉体を暖めてあげよう。
「え〜」
 というわけで、すっかり打ち解けた二人はホテルの部屋に入るといきなりお互いの唇を貪り合い、激しい愛撫と抱擁を繰り返すのだった。
 捕捉だが、千恵美のすべすべの肉体は透き通るように白く、血管までがくっきりと見えた。しかもノーメイクだもん。いや〜若さっていいな。結局千恵美とは次の日、彼女がバイトに出かけるまで一緒に過ごしたのだった。


今回ついに四国へと初上陸を試みたのだが、結果は大成功と言えるのではないか。街自体は大きくないが、ナンパに対する反応も悪くはない。また来る機会があったらじっくり腰をおちつけて、せめて二週間くらいは滞在したいところだが…。
 次回は愛媛県松山です。

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