ナンパ地獄変 宮崎 九州ヤリマン伝説第二章
昨年初頭、九州ヤリマン伝説を証明すべく福岡、熊本に渡った。今回はその第二弾である。先月は難攻不落かと思われた鹿児島をあっさりと撃沈し、今度は宮崎県へと移動だ。宮崎といえば、かつては新婚旅行のメッカとして栄えた街だが、近年じゃメッキリ寂れているらしいね。とりあえず駅を降り立った印象は、人がやたら少ない……ってこと。こんなんでナンパは可能なのか?
とりあえずホテルに荷物を置いて散策に出掛けるとしよう。ホテルのフロントによると、宮崎市街で一番若者が多いのは一番街と若草通りというアーケードらしい。しかしいくら栄えている、といってもこの規模じゃもうどうにもならないんじゃないっスかね。早くも弱気の虫が頭をもたげ始めたが、そこはそれ。毎回最後はなんとかなってるジャン。と、自分を鼓舞させて街へと繰り出そう。
街へ一歩踏み出ると…やっぱり思ってた通りのショボさだ。しかしワシントンホテル裏の風俗街にテレクラを発見。一縷の望みを残す。だけどテレクラもこの分じゃ期待できないだろうな〜。なんて憂いながら歩いていると向こうから来た中澤裕子似と目が合う。
「ウッス!! 元気ですか? 」
「はぁ…? 」
「いや、ボク東京から来たんですけど、ナンパさせてもらってもいいですかね」
変にバカ丁寧だったのが功を奏したのか、あっさりとお茶に付き合ってくれた真希(ニ十一歳、ショップ店員)。だが一時間ほどで「友達と待ち合わせがあるから…」と、とっとと帰られる。しかし毎回このパターンやね。
確かに人通りは少ないものの、ナンパに関しては比較的寛容な態度を示してくれそうだ、悪くないぞ。これも九州という土地柄だろうか。
なんて思って楽観視していたら、その後は当たりが全然出ない。いや、なんかやばいかも。ちょっと早いけどホテルで一旦小休止しようと思ってたとき、網にかかったのが良子(ニ十三歳、OL)だ。
「今日はお休みだったんですけど…ちょっとだけならお茶してもいいですよ」と、言ってくれた。いや〜疲れたときに、こういう優しいお言葉は大変助かりますです。ハイ。
しかしそれ以上はさすがに期待していた展開にはならず、良子とは結局お茶のみ。まっそれでも休息が取れただけヨシとしよう。
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