■ ナンパ地獄変(24)-2 |
だが、「よかったらお茶でも飲まない」の問いかけに、アッサリOK。さすが沖縄パワー全開だ。喫茶コーナーでいつものセクハラトークをまじえながら口説きにかかる、が…。
「ごめんなさい、このあと美容室予約しててあんまり時間ないんですよ」なんだよ、随分話しがうまく行き過ぎると思ってたよ。仕方ないな。オレは沖縄の青い空のように澄み切った心でスッパリ諦めた。
さすがに平日の昼間だけあってそのほとんどがヒマそうにしている子たちばかりなので声をかけるのは容易い。だが、いかんせん人が少な過ぎるよ。もう閑散としっ放しだもん。
まだ時間も早いしのんびり行くか…。国民年金健康センターでは温泉にも入れるみたいだし…などともう休憩取ることを考えていた矢先、超ヒマそうにしている娘を発見。
「お茶でも飲もうよ」で、いきなりOK。すごい簡単じゃないすか。
「ヒマだったんだ」
「うん…今仕事してないし…」という奈美(21歳、無職)
「彼氏とかはいないの」
「別れたばっかりなんだよね」出た。この別れたばっかりってのは重要ですよ。もうこうなったら口説かないわけにはいかないじゃないすか。あとはキレイだ、可愛い、深キョンに似てるね…と美辞麗句のオンパレード。そして気付いたら彼女の車で国道沿いのモーテルに入ってました。展開が早くていかんね、ど〜も。中肉中背で張りのある肉体の奈美はセックスも特上で、とくに腰のグラインドは絶品。舌使いも抜群でした。
奈美の車で北谷まで送ってもらっても時間はまだ四時前。ホテルに帰ってまったりするには早い。早過ぎる!! 。つーことでナンパ続行だ。
ショッピングセンター前にある広大な駐車場前で白いハーフコートを着た水商売系のお姉ちゃんと出会い、これまた即座に声をかけた。
「どっか行くの? 」
「えっもう帰るんですけど…」と、のたまう加奈子(20歳、キャバクラ嬢)。
「買い物かなんか? 」
「そうですね。でもなんにも買わなかったけど」立ち話もなんだからお茶でも…と誘うとこれまたOK。好調過ぎてなんだか怖いな。
加奈子はオレが予想した通り那覇にあるキャバクラ勤め。そしてこれまた尻の軽い沖縄っコの本領を存分に発揮してくれました。
結局お茶→食事→酒と、なり「車でしょ、酔いを醒ましていきなよ…」宿泊先のホテルへ誘うとあっさり首を縦に振る。加奈子の肉体はやはり夜の商売らしく、若干肌に艶が無くなってきているのが残念。しかしその淫乱ぶりは言葉で言い表せないほど…いや〜長い夜を楽しませて頂きました。
二日目。昨日のやり過ぎで、すっかり重くなった腰を摩りながらまたしても北谷へと繰り出すオレ。学習の結果、沖縄市(コザ)には昼間全然人がいないことがわかったため、今日は初っ端から北谷に直行する。だってその方が効率いいんだもん。
若干雲は出ているものの今日もいい天気だ。空気もうまいし、沖縄県民が長生きするのもよく理解できるぜ…。なんて思ってたら、民族衣装みたいな派手なシャツを着た娘とすれ違い思わず声をかけた。
「こんちは〜ッス…」
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