ナンパ地獄変 松山
前回は四国へ初上陸と相成ったわけだが、高知から松山への道のりがもう、遠いのなんの…。台風の影響でバスは危険と判断しJRでの移動を試みたのだが、待ち合わせを含めて約五時間。これじゃ東京から松山に行くほうが早いんじゃねーの。
で、フラッフラになりながら着いたのが四国第二の地、愛媛県松山である。いや〜これまたなんというか、のどかな駅ですな。とても県庁所在地とは思えない場所だ。そして松山と聞けばなんと言ってもあの夏目漱石先生でお馴染みの「坊ちゃん」である。あの坊ちゃんが「泳ぐべからず」と書かれた伝説の道後温泉には市電で十分くらいらしいので、ヒマを見つけてぜひとも行ってみるつもりだ。
ホテルに荷物を置き、早速市内を観光する。規模的には高知と同じか、ちょっと大きいくらい。ただ風俗や飲み屋などはかなり充実しているようで、そこが高知とは違うところだ。余談だがテレクラも発見できた(ホッ)。
台風明けということで、今日はなぜだかかなり日差しが強く、とても暑い。クソッ喉が渇いたぜ…と思い始めたころ、1発目の当たりを引いた。
「オッス。ひさしぶり」
「えっ誰でしたっけ…」
「いやだな〜とぼけちゃってオレだよオレ」
「……本気でわかんないんですけど」そりゃそうだろうな。こちとら今日松山に初めて来たんだもの。
「んじゃまぁ立ち話しもなんだからお茶でものみましょうよ」ということで近くのドトールへ。
そこで初めてナンパだということを打ち明けると、なぜかホッとした表情のエミ(ニ十二歳、OL)
「やだな〜。友達の顔忘れちゃったかと思いましたよ」
「いやゴメン」といった感じでスム〜スに打ち解けたのだが。
「えっこのあと? ゴメンなさい。お母さんとゴハン食べに行く約束しちゃったんです」と、アッサリNG。ついてない。
名残惜しいが、まぁ死んだ子の年を数えても仕方ないので次だ次。するとラフォーレ原宿(なんで愛媛県なのに原宿なんじゃ、という突っ込みはナシで)付近でヒマそうにしているパフィーの亜美風を発見した。
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