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ナンパ地獄変 最終回 島根県・松江
今月は島根県松江であります。島根県は@ブブカ編集長K氏の出身県でもあるので、さっそく状況を聞いてみると一言「ショボイっすよ…」だそうで、これまた大変な苦戦が予想される。
しかも着いて早々雨とはホントとことんツキに見放されてるな。とりあえずホテルに荷物だけ置いて街へと繰り出す。しかし街って言ってもな〜。フロントの話では寺町という場所がそこそこ栄えてる…ってことだったんだけど、見たところ飲み屋街って感じで真昼間からヤングの気配は皆無。では松江のヤングはどこに生息しているのだ? 仕方なく駅周辺にて聞き込みを行うことにする。
天候のせいか駅周辺、構内とも人は閑散としておりターゲットになりそうな娘はいない。ま・ず・い…。どうしようかな〜と駅の売店で缶コーヒーを一本購入しかけたとき、目の前を通り過ぎる赤いブルゾンを着た娘と目が合い、思わず声をかけた。
「ねぇ…ちょっと」正直オレは焦っていた、チヒロ(二十歳、フリーター)が立ち止まってくれなければ犯罪者になりかねないほど追い詰められていたのだ(大袈裟なっ)
「はぁ? 若いコが集まる場所ですか…」
「そうそう」駅に隣接するサ店で涙ながらに島根の現状を訴える。
「う〜ん、いきなり言われても困っちゃうんだけど、やっぱりサティかな…」
「サティってあのマイカル系の? 」
「そうですよ」
「倒産したんじゃなかったっけ? 」
「いえ、なんか米子と松江だけは残るらしいですよ」またサティかよ…サティにはいい思い出がないんだけどな〜。なんて言ってる場合じゃない。
「そっか、ところでこの後カラオケでも行かない? 」
「ムリムリ、このあとバイトだもん」というわけで、アイスコーヒーだけ飲んでチヒロはとっとと帰って行った。
とりあえず貴重な情報を残してくれたチヒロに感謝しつつ、若干弱くなりつつある雨の中をサティへと向う。と、さすが田舎のスーパーは規模がでかい。そして…いるいるターゲットとなるべきピチピチの娘たちが。
物色するべく店内を一周して見たが、いるのは制服を着た女子高生か女子中学生ばかり…う〜む、いくらなんでも制服はな〜捕まっちゃうし。と、ナンパ開始前からいらぬ心配でテンション下がりっぱなし…だが、捨てる神あれば拾う神あり。店内に設置されているCDコーナーから出てきた京子(ニ十一歳、フリーター)がうまく網にかかり、店内のカフェでお茶。
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