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風俗情報

  ナンパ地獄変(27)-2
「松江ってさ、サティ以外でヤングの集まる場所あるの? 」実際こんな質問ばっかだな。
「サティ以外ね〜、うんと…シャミネかな」
「しゃみね…って」
「駅のとこがシャミネだよ」
 なんだ駅かよ。ちょっと期待したオレがバカだった。京子からは他にもいくつかの有力情報(駅前の居酒屋では売春を斡旋しているとか)を得るが、結局それ以上二人の仲が発展することもなく別れた。さぶ。
 正味二時間近くサティ内にいたのだが、これといった結果は残せず再び駅へ。夕方近くになり構内は人の数が多くなっている気はする。とその時、玄関前に座り携帯をピコピコさせていたMAXミーナ似を発見し声をかける。
「おっす、ヒマ? 」
「え〜なに〜」と訝しがる紗枝(十九歳、短大生)
「いや、なにって単なるナンパなんだけど…」
「ナンパか〜」ナンパと聞いてもとくに怯む様子はなく、相変わらず指は携帯でをピッコピコ。
「あのさ、どう? カラオケとか」
「うーん、カラオケ〜? 」ピコッ。
「そう、まっお茶でもいいんだけどさ」
「お茶〜? 」ピコピコッ。
 こいつ、人の話聞いてんのかよ…。なんて思ってたら突然背後から。
「なにやってんの〜」と、友達がやってきた。
「あっうん…なんかナンパだって」
「えっナンパなんだ〜」と人をまるで汚いものでも見るかのようなヒトミ(十九歳、短大生)ちっ、なんだよ待ち合わせかよ。それならそうと早く言えっつうの。二人組みを長く引っ張ったところで美味しい展開にはなり得ないので携帯番号だけ聞いてとっととスルー。疲れるな…。
 しかしである、ここから事態が急展開を見せ始めるから人生というのは本当にわからないものだ。改札口前で時刻表を見ていたユカ(二十歳、フリーター)に「お茶でも飲まない」と声をかけたら簡単にOK。シャミネ地下のサ店に入る。
「じゃユカちゃんは彼氏に会いに来たってわけ? 」
「うん、そう」
「じゃ、今日はもうHはしたんだ」いきなりのセクハラトーク爆発である。
「そんな〜今日はしてないですよ」
「ホントかな〜」と、彼女の眼を真剣に見つめると、目線をそらす気配すらない。イケル!! のか? 。
 会話の途中からは彼女の膝にオレの手を置いたまま、それをユカは振り払おうとはしない。だが…。

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