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風俗情報

 風俗=歌舞伎町(第1話)
 ネオン煌く大通りで違法カジノが当たり前のように開店し、客引きが呼び声を上げる。ヘルスでは本番が堂々とまかり通り、路上にはアジア系の立ちんぼや、未成年と思われるギャルの援助交際が毎夜、日常のように繰り返される。取り締まるはずの警察はというと法律を完全に度外視した悪質な職質で人々に嫌悪感を抱かせる一方で、重大な犯罪検挙率は限りなくゼロと、無能ぶりをさらけ出す。

傷害で取り押さえられ交番に連行される男
金、酒、クスリ、暴力、SEX……。人間の欲望がカオスのように混沌と渦を巻く日本一の繁華街。それが歌舞伎町である。
暴行により意識不明となった男を搬送する救急隊員

今回は私、金本憂司がそんな歌舞伎町の風景を写真というカタチで皆様に紹介したい。なお、どこぞの雑誌の某カメラマンのソレとは違い、ヤラセなど一切ない真実の歌舞伎町の姿を隠しカメラで撮影したガチンコ映像であるということを余談だが併記しておきたい。

その中のエピソードの一つ。「ストリート・テコキ売春」を紹介しよう。

11月も終わりに差し掛かったある雨の土曜日。
『コマ劇』の真向かいの映画館に面した路地に、待ち合わせにしては怪し過ぎるおねえ系ギャルの2人組。会社帰り風のサラリーマンが声を掛けては消えていく。しばらくすると女子高生の2人組も現われ、親しげに会話を始めた。これは接触するしかない!
――何してるの、雨宿り?
女子高生A 家に帰りたいの。でもお金がないの〜。
女子高生B 電車賃、欲しいなあ。チョーダイ!
女子高生の二人組はお世辞にも可愛いとは言えず適当に言葉を濁していると、そそくさとどこかへ消えてしまった。と、言うことは……。
――お姉さんたちは何をしてるの?
おねえA 援助!(アッサリ)。テコキで1人1万、2人で2万。
おねえB 買わないんならサッサと消えて。邪魔だから!
 このデフレのご時世にテコキで2万とは閉口である。しばらく見学を決め込もうと一回りして斜め向かいにあるゲーセンから様子を伺うべくして立ち寄ると、不覚にも背後から声を掛けられた。おねえA お兄さん、やっぱり2人で1万でいいから行こっ!
――どこへ
おねえB カラボでいいじゃん、近くの。行こうよ〜。
 有無を言わさぬ勢いで俺の腕を取ると女は『コマ劇』そばのカラオケBOXへ俺を誘った。金髪でハキハキしたリーダー格のおねえAはナナと名乗り、それに従うかのように寄り添っていったストレートの黒髪はリエと名乗った。2人ともキャバ嬢としても十分、通用するルックスの持ち主である。なんでも池袋にある美容系の専門学校生に通う18歳で、一緒に居た高校生は1コ下の後輩たちだという。今月はお小遣いがピンチだから2人の都合の良い時間、すなわち今日、雨にも関わらず街頭に立つことにしたらしい。下らない会話を10分ほど交わしただろうか。だが、時間は限られているので早速、テコキをして貰うことにした。従業員や客が行き交う廊下からなるべく死角にあたる角のソファに陣取り、両脇にナナとリエを従える。ナナの張りのあるヒップの割れ目を目指し、ジーパンへ指を忍ばせた……。

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