■第20回 北関東風俗メモ:埼玉県・熊谷(1) |
■北関東風俗事情
ここ数年、北関東の風俗店が爆発的に増えている──。よくそんな話を耳にするが、実際のところはどうなのだろうか? 歓楽街の外国人の流れも含め、北関東の風俗街の現在をレポート。
最近、熊谷の風俗が熱いらしい──。
そんなウワサを聞きつけた記者は、さっそく実態を調査すべく熊谷へと飛んだ。埼玉県の北部に位置する熊谷。地元の人間の話によると、ここ1年で風俗店が爆発的に増加したとのこと。駅北口を降りて左手の商店街に進めば、50軒以上はあろうかという風俗店がトコロ狭しと軒を連ねている。よくよく調べてみればじつはこの街、『本サロの街』としても有名で、地元ではちょっとした穴場スポットなんだとか。
「熊谷はもともと本サロばかりの街だったんだけど、ここ1年でヘルスやエステなどの非本番系風俗店が倍以上に増えたんだよね」
と、話すのは熊谷の風俗店経営者S氏。予備知識として押さえておきたいのが、熊谷ではサロン、イメクラと銘打つ風俗店はほとんどの店が『本番アリ』を最初から唄っているということ。
都内ではピンサロやイメクラというと『ヌキのみ』というイメージが定着しているが、熊谷ではそういった純粋な意味でのピンサロ、イメクラというのは1軒づつしかないというのだからオドロキ。本サロの料金は30分〜40分で8千円から1万円。その他、本サロと同じくらい存在する非本番系のお店は、40分で7千円から9千円。都内に比べて比較的リーズナブルな料金で遊ぶことができる。前述の風俗店経営者S氏にさらに話を聞いてみると『当局』が風俗に対してチェックが甘いというのも、熊谷に風俗店が増えている理由なんだとか。
「このあたりは警察の締め付けというのは全然ユルイよね。たまに本サロや韓国エステの摘発はやってるけど、都内の風俗店のようにおとなしめの営業をしてればまったく問題ないよ。そんな事情もあって新規参入する風俗店が増えているんじゃないかな」