■第20回 北関東風俗メモ:埼玉県・熊谷 | Date: 2003-09-21 (Sun) |
■北関東風俗事情 ここ数年、北関東の風俗店が爆発的に増えている──。よくそんな話を耳にするが、実際のところはどうなのだろうか? 歓楽街の外国人の流れも含め、北関東の風俗街の現在をレポート。
最近、熊谷の風俗が熱いらしい──。
そんなウワサを聞きつけた記者は、さっそく実態を調査すべく熊谷へと飛んだ。埼玉県の北部に位置する熊谷。地元の人間の話によると、ここ1年で風俗店が爆発的に増加したとのこと。駅北口を降りて左手の商店街に進めば、50軒以上はあろうかという風俗店がトコロ狭しと軒を連ねている。よくよく調べてみればじつはこの街、『本サロの街』としても有名で、地元ではちょっとした穴場スポットなんだとか。
「熊谷はもともと本サロばかりの街だったんだけど、ここ1年でヘルスやエステなどの非本番系風俗店が倍以上に増えたんだよね」
と、話すのは熊谷の風俗店経営者S氏。予備知識として押さえておきたいのが、熊谷ではサロン、イメクラと銘打つ風俗店はほとんどの店が『本番アリ』を最初から唄っているということ。
都内ではピンサロやイメクラというと『ヌキのみ』というイメージが定着しているが、熊谷ではそういった純粋な意味でのピンサロ、イメクラというのは1軒づつしかないというのだからオドロキ。本サロの料金は30分〜40分で8千円から1万円。その他、本サロと同じくらい存在する非本番系のお店は、40分で7千円から9千円。都内に比べて比較的リーズナブルな料金で遊ぶことができる。前述の風俗店経営者S氏にさらに話を聞いてみると『当局』が風俗に対してチェックが甘いというのも、熊谷に風俗店が増えている理由なんだとか。
「このあたりは警察の締め付けというのは全然ユルイよね。たまに本サロや韓国エステの摘発はやってるけど、都内の風俗店のようにおとなしめの営業をしてればまったく問題ないよ。そんな事情もあって新規参入する風俗店が増えているんじゃないかな」
そして、熊谷で働く女のコたちに目を向けてみる。本サロにしてもヘルスにしても、このあたりの地域では新聞の折り込みチラシに風俗の求人広告を入れられるので、業界未経験のいわゆる素人の女のコを集めやすいというのも、熊谷に風俗店が増加している理由のひとつ。
「ほかの風俗街と比べてみても若いコが多いと思うよ。西川口が有名になり過ぎちゃったからという理由で、親バレや彼氏バレを恐れて熊谷に流れてくる女のコもけっこういるしね」(前出・S氏)
そして、最近の熊谷風俗のトレンドとしては、「本番ナシでもいいからサービスのいいヘルスで遊びたい」というお客さんが増えていること(なかにはヘルスでも『アリ』なトコロもあるかもしれないが…)。本サロの場合、イってしまえばハイ終わりという味気なさに不満を覚える客も多く、店によっては女のコの回転率を上げるために時間前に外に出されてしまう場合もあるというので要注意だ。現在のところ、風俗産業が栄える要素をじゅうぶん備えている埼玉県・熊谷。『性都』西川口に続いてブレイクする可能性は高い? 熊谷という土地は、風俗業界にとってソフトもハードも揃った好立地というワケだ。さらに外国人関係のことも聞いてみた。
「やはり増えているのはエステで働く中国系の女のコたちでしょう。彼女らはとにかく勧誘がしつこい。彼女たちはみずから街頭に出て客を引っ張って来る。ウチの店に入ろうとしてる客を無理やり自分の店に連れて行こうとするんですからタチが悪いですよ。地元の客にも評判が悪いですね」