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風俗情報

 マグロの独白(6)-1
女の子を食べ物で汚せるお店

 Wet&Messy(ウエット・アンド・メッシー)というフェチの分野がある。頭文字を取ってWAMというのだが、この分野について研究しているライターが少ないためか、雑誌やテレビなどでも取材をされることがたまにある。
 Wetとは濡れフェチのことで、わかりやすい例で言えば「濡れたTシャツコンテスト」である。女性がずぶ濡れになる姿を見るのが、何よりも好きだというフェチのジャンルだ。その定義は、服を着たまま水に濡れることを指す。ここが重要で、水着姿でプールに入っているというのはダメなのだ。僕の個人的な思い入れでは、小学生の頃、きれいな高校生のお姉さんが、どしゃ降りの雨の中、傘をささず、セーラー服をずぶぬれにして帰宅する姿に思わず性的な興奮をおぼえたことがある。身体にピッタリと貼りついたセーラー服が透けている姿はなんとも魅惑的だった。
 Messyは直訳すれば「汚れる」ということで、汚れフェチである。こちらは、女性がドロンコになったり、食べ物などでドロドロに汚される姿が大好きというカテゴリーだ。個人的な思い出で言えば、子供の頃テレビで見た海外ニュースのことを思い出す。風変わりな結婚式ということで、アメリカ人のカップルが船上で結婚式を挙げていたのだが、新郎新婦は水着姿でドロンコにされてみんなに祝福されるというニュースだったが、たしかボクがまだ小学校に上がる前だったけど、異様に興奮した覚えがある。
 さて、こういう趣向がない人にとっては、どうして「濡れフェチ」と「汚れフェチ」が同じカテゴリーとして扱われているのか疑問に思うことだろう。その答えは、このフェチの発生と深い関係がある。実はWet&Messyの起源はサイレントコメディーにあるのだ。つまり「お笑い」である。たとえば、服を着たまま池や川に落ちたり、頭の上から水をぶっかけられたりといったシーン。あるいは、ドロンコになったり、ペンキまみれになったり・・。そしてサイレントコメディーでは定番の「パイ投げ」などである。実際、海外のW&Mビデオはフェティッシュでありながら「笑い」の要素がふんだんにある。
 さて、問題は日本でどのくらいの人がこういったものに興味を持っているかということだ。実数はよくわからない。世界で唯一のW&M雑誌が「SPLOSH」というのがイギリスで発行されているが、部数が7〜8千部ということで、世界レベルではそこそこいることがわかる。

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