■マグロの独白(7)-1 |
ブルセラに断られた女
下関マグロさんのところにおかしな女の子がたくさんやってくる。そんな中でも今回のK子さんは秀逸。ブルセラショップにパンツを売りに行って断られた女の子の話だ。いったい彼女はなぜパンツを売らなければならなかったのか。そして、どうして断られたのだろうか。
我が家の電話番号はあちらこちらの雑誌に掲載しているため、様々な人から電話がかかってくる。まさに自宅がテレクラ状態なのだが、そんなにおいしいことばかりではないのだ。電話をかけてくる女の子の中にはガイキチも多い。それだけに慎重に対処しないと大変なことになってしまうのだ。つうわけで、最近いちばんおかしかった女の子のことを書こうと思う。
「ちょっと、マグロさん聞いてくださいよぉ」
そんな電話が入った。A子だった。彼女と会ったことはない。僕にとって電話では話したことがあるけれど、会ったことがないという女の子たちの知り合いは実に多い。こういった女性たちは会ったことはないのだけれど、それなりに電話ではかなりつっこんだ話をしているので、お互い、かなりのことは知っている。
A子もそんな女性の一人だった。彼女は年齢31歳のバツイチである。この女性、ちょっと変わった性癖があって、カップル喫茶や乱交パーティに参加するのが大好きなのだ。いわゆるグループセックスという性癖である。普通、こういったところにでかける女性の大半は、最初は男性側が半ば強引に女性を誘うのだけれども、彼女の場合はまったく逆で、前のダンナを強引に誘ったのである。最初は物珍しさで面白がっていたダンナもA子の尋常ではないハマリ具合についていけなくなって離婚と言うことになったらしい。そんなキョーレツな個性を持った彼女である、電話での話し方も迫力がある。