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 マグロの独白(8)-3
「じゃあ、オレと一緒に撮ろうよ」
 セルフタイマーをセットし、一緒にカメラの前に立つ。さすがにオレ自身もシャイで、カメラがあるから大胆になれる。オレはそこで、ヒロミの肩を抱き、キスしようとした。しかし、どこからそんなに力が出てくるかわからないほどの強力な力でオレは跳ね飛ばされてしまったのだ。こうなったらヤケクソと再チャレンジを試みるも、今度は頬を叩かれた。もはやこれまで、これ以上迫ったら犯罪だ。オレはそう判断し、撮影は中止。

 今ならもっとうまくやる自信があるが、このときのオレはまったくこういうものは苦手だった。たぶんVTRなんかに撮っていたら、恥ずかしくて見られないだろうな。今回、昔の写真を物色していたら、この写真が出てきて、そのときのことを思い出したのである。なんとなくほろ苦い思い出だ。それ以降、ヒロミにもジュンコにも会っていない。きっと今は結婚していい奥さんや母親になっているんだろうな。

 しかしこの写真、セックスをするのには失敗したが、オレが素人の女の子のハダカを撮った第一号の写真である。この後、オレは様々な素人のハダカを撮って行くのだが、ここがオレのスタート地点なのである。

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