野望の帝国 野望の帝国

風俗情報

 マグロの独白(8)-2
 これは大成功だった。もともとオレは合コンの類は苦手でどうも浮いた存在になっているのが常だったのだが、カメラがあることでコミュニケーションができるようになったのだ。すなわち、なんの話題が無くても「写真を撮ってあげるよ」ということで接点が持てるのだ。しかも、写真を撮るとたまに「今の写真くださいよ」と言われることがある。そうすると「プリントしたら送ってあげるよ」と相手の住所や連絡先を難なく聞き出すことができるのである。

 オレはさらに第二段を用意しておいた。というのは、写真を送ってあげるときに可愛い女のコに対しては「今度、本格的に撮りたいので、お時間をください」と一筆添えることにしたのだ。そして、2人きりでの撮影の時、服を脱がしたり、エッチなことしたりといったことができるのではないか…。オレの妄想はどんどん広がっていたのだ。
 そんなときに、このヒロミとジュンコに会った。たしか、友達の紹介だったと思うのだが、最初は2人一緒の写真を撮影した。ジュンコのほうは滅茶苦茶可愛い女のコだったのだが、ヒロミのほうはそうでもなかった。ジュンコのほうにだけこそっりと「今度、写真を撮らせてよ」と言ったのだが、どういうわけかそれをヒロミが聞きつけて、オレの仕事場兼住居に現れた。あれはたしか、オレが28才のときのことで、ヒロミは20才か21才くらいだったと思う。
 オレは少々面食らったが、やりたい気持ちは盛り上がっている。そこで、ヒロミを部屋に招き入れて写真を撮ったのである。女のコと2人きりでの撮影なんてたしか始めてのことだったと思う。オレは緊張した。それでも
「せっかくそんなに可愛いんだから、脱いじゃおうよ」

 とは喉がカラからになりながらもそう頼んだのである。最初は抵抗していたヒロミも少しずつ服を脱ぐ。おお、さすがにカメラっていうのはなによりも強い味方だ。最初は上だけ脱がせて、手で乳首などを隠させていのだが、なし崩し的に乳首を出させて、シャッターを押した。さらに「下も脱いじゃおうよ」と言ってみたのだが、それだけは頑として受け付けない。それならば次なる手である。オレはあらかじめ様々なケースを想定していたし、イメージトレーニングも行っていた。

[前のページへ] [下関マグロTOPへ] [次のページへ] 


Copyright(c) 2003-2004 YABOU NO TEIKOKU All rights reserved.