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風俗情報

 爆裂! マグロ風俗(4)-1

第4回<水戸のヘルスでマグロになる>

 「都内の風俗よりも地方のほうがサービスなんかもいいんですよ」
電話口でこう力説するのは、F氏である。読者だというこの人、あまりにもこの「野望の帝国」の原稿がヌルいということで、親切にもアドバイスをしてくれているのである。F氏は30代の半ば。東京在住のサラリーマン。独身で、その給料のほとんどを風俗につぎ込んでいるのだそうだ。
「ほう。しかし、地方といっても交通費もかかるし…」
 少し渋っていると、F氏は
「そりゃ、北海道や沖縄なら交通費がかかりますけど近場なら、そんなにかかりませんよ」
 と言う。F氏が言うには、地方の風俗嬢って東京都は違い、スレていないところがいいのだそうだ。さらに東京に比べると価格も安いので、交通費を割り引いてもお徳なのだそうだ。そうか。じゃ、行ってみるしかないなぁ。とはいえ、どこがいいんだろう。
「僕がよく行くのは水戸なんです」
 へえ。水戸に風俗なんてあるの? 納豆か水戸黄門くらいしか思いつかないけど。
「デリヘルがいいんですよ」
 えっ、デリヘルって、デリバリーヘルスでしょ、水戸から呼ぶの? ここで話がちょっと食い違う。デリヘルというのは家まで女の子が来てくれるものだと思ったからだ。F氏があきれたように
「ラブホテルに入って女の子を呼ぶんですよ」
 あ、なるほど。そういう形式のものもあるんだ。というわけで、オススメの店を教えてもらった。それが「夢幻」である。さっそくホームページにアクセス。まずは、システムを見る。せっかくだから、基本コースでいちばん長い120分にしよう。おお、34000円かぁ。うーん、これって安いんだろうか。都内の相場を知らないからよくわからない。で、次に女の子を選ばなくちゃ。っと、ここで困った。写真がずらりと並んでいるんだけれど、みんな顔を手で隠している。うーん、どの女の子を選ぼうかぁ。やはり、これじゃわかんないよぉ。あとから聞いたら、地方の女の子はとにかく顔が出るのを嫌がるそうだ。そりゃそうだよね。そこで生活しているんだし、東京のような大都会ならわからないだろうけれど、女のコも地元なんだしね。とにかく女のコが決まらないまま、ホームページに出ていた電話番号に電話してみることにする。男性が出た。

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