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松:当時裏ホストとして活躍してた時の主なお客さんって?
P:ヒッコリーに居た時は、基本的に前から引いてた客が続いているから。電話で、
「ごめん、金ないからくれる?」の一言でなんとかなってたなあ。その時点では、新宿からの大口客っていなくってホスト人生全体で見渡せば自分的には下積み時代だと思っている。その頃から“店に出入りしてる時から引く女”と“のちに引いた女”とかいろいろ。とりあえず、その頃の客は規模はそこそこでもそれなりに長期物件だった。
ちなみにこの男の客には、ロック座の女社長、西川口ソープ女オーナー、元AVアイドルで振付師Lの元かみさん、新宿カリスマキャバ嬢相田ルル(をAVに落としたり)など、
いろいろいたそうな。
松:僕の六本木時代の姉貴達がみんな銀座の売上持ちだった姉ちゃんで、引退してから金引いてたりとかよくいたねえ。しかも、いろんな職業でいて形で引く人いるからね。
(EX:店出させるパトロン、生命保険・自分の美容院の客にする、大勢から5〜10万円位を定期的にせびる など)
P:考え方変えればさー、ホストじゃなくてサラリーマンだったとしてもだ、出会いを上手く掴めさえすれば、同じような営業はどんな職業でも出来るはずだよ。
松:うん、そうだよね。僕にも身に覚えあるなあ。僕の場合人に媚びたり出来ないから貢がせたコトはないけど、お水やってた時よりもヒマこいてて六本木の喫茶店に通ってた時の方が沢山金持ちに出会ったよ。よくいっしょに豪遊したなー。ロイズのフルコース、ディープブルーでカラオケ大会、タトュー東京で最高級のシャブリとフランス料理フルコース、ベントレーでドライブとか。かえって、“店の女”って立場よりも外のひとりの女の子でいた方が互いに構えないで済むから簡単に仲良くなっちゃったり。
P:全く同感だよ。俺も根本的にはそのプロセスを商売に応用しているだけだからね。視野広げて見れば、ホストよりもさらに上の話術を持っている男もいるし、
(まめ知識:スカウトマン・キャッチで手広くやってる人間の中には意外と売れないお笑い芸人・卵が多い)
ホストの場合、ホストクラブという店の中で接客する“お膳立て”があるから「気に入られて…」という可能性が高いだけ。口説くんじゃなくて、女の子はお店に来る時点でもう落ちているんだよね。
松:女の子の来店はソレを求めてくる要素が男性客以上だもんね。「こんな男(ホスト)がなぜこんな食える女捕まえられるの?」つうケースもあるしね。
Pは確実に天性の才能あったと思うけど、自分ではどう思うよー?だってさー、自分では言わないけど、周りに言わせれば、『カリスマホスト』だったんでしょ? 一応は。
P:「カリスマ」じゃないよ。「カリスマ」は無理だったけど、bPになってそれも持続できるくらいまではしっかりやったつもり。 『カリスマホスト』=歌舞伎町でも成功者 までには及ばなかったけど、その下まではいけたよ。
松:そうね。人によって働き方違うよね。ホストだけに全力投球するヤツもいれば、平でペーペーに毛が生えた位のヤツだったのに、経営に回った途端上手くいく人もいるし、Pみたいに裏に回って惚れさせるヤツもいる。売上だけじゃないよね。
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