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 裏ホスト偉人インタビュー Mr.P氏(3)

『裏ホストへの道』
松:『裏ホストとしての活動』する上で、多分“無理をする”ことはP君的に向かないんだよね。前にも僕に話してくれたコトあったけど、『色恋』の度合ってハンパじゃないんだよね。『限りなく恋愛に近い色恋』だって。
P:そう!そう!こっちにとっては擬似恋愛だけど、あっちにしてみればマジ恋愛だからさ。女によっては人生掛けてくるし、金も使ってるしいろいろ尽してくるからさ。ひとりの女の子の独占欲ってハンパじゃないよ。すっげー恐いけど、それを交しながら金を出させるのに、『ホストとして存在した方がラフ』なんだよ。ヒモだと女の欲と感情を全面的に1人で受け止めないといけないからねえ。
松:じゃあ、ヒモはヒモの良さ(完全フリーランス)があるけど、Pにとっては面倒と感じたワケ?
P:そうそう。
松:だから、ホストに戻ったんだねえ。ブランクがあるものの、次は歌舞伎町デビューって訳か。26歳頃までに「ヒッコリー」ってお店でスキル付けたんだよね。
P:うん、そこの社長が今で言う“カリスマホスト”って呼べる人で、その人のテクニック盗み捲ったね。(ヒモ生活でなまってたのもあって)低かった売上がだんだん上がってきて、1人の女の子からの取り分が低くて「勿体無い」と思うようになった。何か問題起こした時に、店が責任を持ってくれる部分が大きかったから、
「じゃあ店の言うこと聞いて売上あげたるで、その代わり好きにするさ」
って思うようになってきた。
松:じゃあ、その店に関しては尊敬する社長も居るし、店に愛情もあるし融通も利くから(どーせ、遅刻罰金が安いとかでしょ?)、「ダイレクトに引く金額と店に落とすのバランスが取り易かった」って部分が気に入ったんでしょ。イイ勉強期間だったんだね。Pのコトだから、沢山いる指名客の群集の中で、
「このコは○○円くらいなら無理なく金引ける」「このコはバックに××系の人がついている噂があるから客までにしとこう」「このコはいっしょにいると息がつまりそうだからターゲットにしない」
など、脳裏のPコンピュータでの分析・解析も、接客の中で繰り返し身につけたコトでしょうに。マイペースさを上手く保ってたんだよね。
P:うん、あんまり裏(=裏ホストモード)に入り過ぎると、マイペースがマイペースじゃなくなるんだ。マイペースっていっても、ある部分女の子にペース合わしているから、どこかしら無理が生じるんだよ。
松:そうか、完全にアウトロー(=ヒモモード)になると、面倒が増えるから、「俺はあくまでもホストだ!」ってスタンス取るんだよね。
P:そうね、「店ではホスト、店外ではホスト代金を直で貰ってまーす」って感覚かなあ。
(気持はビジネスライク)

芸能人に例えれば、勝手な活動が多いけど事務所・劇団が基盤みたいな
わたくし松本晶で例えれば、なんぼAVだSMだライターだ、って活動してても社会保険付会社員が基盤みたいな  そんな感じなんでしょう 裏ホストって

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