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| ■「そういえば居たな、ＡＶ界でも悪徳プロデューサー列伝」(7) |
『Ｓ氏に対して少しは感謝』
振り返ると、“性的なところを互いに曝け出すことによって打解ける”コトをこの時に覚えた気がする。ＳＥＸしたことによって職権乱用プロデューサーに「ほうら、気持ちがほぐれたでしょ。君、堅苦しくなくなった」と言われたのは、確かに正解だ。僕が性的な事柄を会って口頭で語るだけだと、とにかく堅苦しく性的にそそらない女に見えるコトが多い。大袈裟かもしれないけど、この体験は裏ブブカ（コアマガジン）の精神分析連載「愛届きますか」のルーツにもなっていると思っている。男と女の関係になると、敬語だったのがタメ口きけるようになったりとかあるでしょ。で、そこから更に深いものが得られるチャンスになるみたいな。いい経験にはなったが、やっぱ端から見りゃ悪徳プロデューサーに変わりないけどね。