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 第3回 レディボーイ in BANGKOK 山崎つかさ(5)

「自分でどうしたいのか、どうなりたいのかっていうのを、きっといまはわかってもらえる時代だと思うんですよ。だからその時代の波に乗って自分の信じた道を生きていったほうが楽しいと思います。タイに来たらまた違う人生があるかもしれないし、一度旅行で来てみるのもいいかもしれませんね」

 待つのではなく与えられるのでなく自分からつかみにいく積極的な彼女の生き方。160センチもない小さい細い体ながらも、まっすぐな力強さとその存在感。そう、ひまわりだ・・・・・・。彼女の姿にひまわりを重ねあわせた。

現在は仕事の関係上、香港とバンコクを行ったり来たりしている毎日。いづれはタニヤ通りに自分のお店を持つのが夢だという。「その日のためにいろいろと勉強しているところです」

タイ人男性はもうこりごりだとか。「あり得ない価値観が多すぎる。どうして電話をくれなかったの? っていう説明が、『電話が突然爆発した』とか『車に轢かれた』とか幼稚なウソばっかり(笑)。あと、浮気性だし」。たしかにその通り。「それに、一緒にいたって自分が向上しないんですもの」

いままでなんで女の子に産んでくれなかったのって思ったことはあります? 愚問とも非礼ともいえる質問をした。「やっぱり思いますよ。でもそれは言っちゃいけない言葉だと思ってる。でもこうして認めてもらったことにも救ってもらったことにも本当にありがたいと感謝しています。両親は1番何よりも大切な人たちです」

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