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風俗情報

 『6千円でできるかな 〜マッサージパーラー編〜』(1)

(あなたは擬似派? 即ヤリ派?)

 現地に住む日本人はタイでの風俗遊びを大きくふたつに分ける。擬似恋愛が楽しめる遊びと性欲を満たすのが目的の即ヤリ遊び。擬似派にあげられるのがタニヤのカラオケクラブ、ゴーゴーバーあたり。即ヤリのトップを行くのはもちろんマッサージパーラー。日本でいうソープランドみたいなもの。建物のなかですべてが完結し、現実に引きずらない。後腐れのないさっぱりとした遊びができるので人気だ(という勝手な推測)。バンコク市内だけでも200以上のマッサージパーラーがあるといわれている。日本人男児は愛を込めて『お風呂屋さん』と呼ぶらしい。
 で、今回突撃するのはこのマッサージパーラー。
 が、こちらは女人禁制。
 そこで白羽の矢が立ったのが現地在住日本人ヒロシ(前回も登場)。
 取材費をひょいっと渡し、写真撮影兼レポーターをお願いした。
「日本人の読者さまにタイのマッサージパーラーの醍醐味が伝わるような写真を撮ってこい! ハメ撮りもしてこいよ!」
 と、自分に危険の及ばない取材となると突然強気になるライター竹野内。
 渡した取材費は2千バーツ(約6千円)。
 さて、6千円でどこまでできるかな?

 当日ヒロシが向かった先は「エビータ」というマッサージパーラー。無数あるなかでここを選んだのは『金額のわりに女の子の質が高い』という、先輩日本人からのおすすめがあったからだ。
「エビータまで」
 タクシーの運転手にそう言うと、迷うことなく目的地まで運んでもらえる。運転手たちがマッサージパーラーを中心にバンコクの地理を覚えるというのは大げさではなく事実なのである。

さてここからは、体験レポーター、ヒロシの独白。
おっとその前に、ヒロシ、風俗の歴史を。
→ソープランドデビューは3年まえ、タイで。日本では非本番系すべて制覇。タイでのお遊びはもっぱらマッサージパーラー。なぜなら安いから。在タイ歴1年。23歳。

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