今回の原稿はなんだか期待できそうだった。

　テーマはタイの出張系、つまりデリへル。あのアジアのスケベ雑誌「Ｇダイアリー」ですらこのデリへルの謎を解明しきれていないのである！

　この取材のまえに編集部から「もっと過激でエロな写真と文章を期待しています」と言われていたばかりだったので、ここはギャフンと言わせてやろうとヤル気満々だったのだ。　

　しかし･･･、「過激でエロな写真」が「ハメ撮り」のことを指すのならば、「過激でエロな文章」とはいったい･･････。
ライターで細々生計を立てている身としては、「文章」とわざわざ書かれてくると『お前の文章はつまらないんだよ！』と遠回しに言われているような気がして身の危険を感じるのであった。
過激でエロな文章･･････、「愛液でグチョグチョにまみれた彼女のヴァギナにこの肉棒をぐりぐりと突っ込んで･･････」みたいな感じなのだろうか？（違うって？）。　

このままでは“野望の帝国”を干されてしまう。そんな危機感もあり、気合いをいれて取材に望んだつもりだった。ハメ撮りはもちろん、目指すは「愛液でグチョグチョにまみれてぐりぐり突っ込む」体験談！

［竹野内実花TOPへ］　 ［次のページへ］