野望の帝国 野望の帝国

風俗情報

 「新しモノ好き」(2)-1

■ジャンル イメージ性感
■料金 10000円〜(50分)
■店名 マニアスペース

 風俗の現状を一言で語らせていただくと、間違いなく、
「過激さの過当競争」
 の方向へと向かっているのではないか。
 他の業界同様、もはや安穏として食っては行けないのだろう。手を変え品を変え、本番以外のサービス(時には「隠れ本番」というサービスも「裏の売り」として)をより濃厚、もしくは奇抜なかたちで大々的に提示している。言い方を変えれば、射精までのプロセスに様々なオプションをくっつけて、他店との差別化を図っているわけだ。
 コスプレ好きのためのストックが細分化されたコスプレ専門店、男の痴漢願望を満たすための痴漢電車のシミュレーション店、尿マニアのための放尿専門店、ギャル好きのためのコギャル専門店、癒されたい御仁のための人妻専門店、マンコで射精できないのならせめてケツの穴で、という発想による(?)アナル専門店(ただし、このサービスだけに関して言えば、プロセスではなく射精という「結果」に付くオプションと言える)……、いずれにしてもベクトルは確実に過激に向かってまい進し続けているのである。
 そんな時代のトレンドから逆行するかのように、いまだ「ソフト路線」をかたくなに守る老舗が巣鴨のあるマンションの一室に営業を続けている。
 名を「マニアスペース」という。
 「特殊性癖を持つ者たちの空間」。店のコンセプトを明確に伝える、実にわかりやすいシンプルな店名だ。
 どのあたりが「ソフト」なのかというと、まずは露出度。ここの店は女のコたちが服を最後まで脱いでくれない。コスチュームはナースかSMボンテージ系。脱いでくれるとしてもせいぜい下着までで、乳首やマン毛はその下着のスケ具合によって、拝める度が変わってくるといった、まるで山の天気のような気まぐれさ。

[柿崎マモルTOPへ]  [次のページへ]


Copyright(c) 2003-2004 YABOU NO TEIKOKU All rights reserved.