結果から言わせていただくと、ここでも今回は僕の予想が外れてしまった。かなりねちっこいSEXをするタイプである、リリちゃん。特に、クンニに弱いタイプである。しょっぱなからビチョビチョになるのではなく、クリトリスを舐めて舐めて、延々舐め続けると、じわっと内から溢れ出てくるタイプである。こういうコは根がスケベであることが多い。「消極的な淫乱」と、僕はこの手のタイプを呼んでいる。
「もしかしたら本番もできるんじゃねえか?」
ってくらい彼女は僕のクンニ一点攻撃で感じまくっていた……と思う。
どさくさ挿入は素股が一番ヤリやすい。
騎乗位のポーズになってもらい、自分からチンポのイニシアチブを取り、鬼頭でクリを刺激しながらなし崩しにしていくのだ。
一片の職業意識を捨てきれないのか、最後の最後まで彼女の牙城を崩すことはできなかった。結局、この日は素股でフィニッシュ。さらにこの日はスマートになにも聞かずにこの場をお開きにした。
そして2週間後、もう一度彼女を指名する。そして、プレイ後にいよいよ電話番号をゲットする試みに出る。こういう行動へ大っぴらに出れるのが、この「ホテヘル」の素晴らしいところだ。
「今度メシでも食いに行かない?」
と、自分のケータイ番号を教え、その時の反応で次の出方を考えるのだ。しかし、彼女の反応は思いの外良いものではなかった。
「え?」
と、いった感じでいきなり表情が変わったのである。
「そんなことあり得ないじゃん!?」
と、いったイントネーションだ。所詮、ラブホ内だけでイイ関係になれる間柄にすぎない、つまり「イイ御客様」ということを僕は素早く悟り、これ以上のアクションには移らなかった。
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