「いい、いい! カレシカノジョみたいにやってくんない?」
いつもの僕の決め台詞が飛び出す。彼女の異常なテレ具合は、僕のことが決して嫌いなワケではなく、あくまで好きな男との初ベッドゆえの恥じらい、と勝手に解釈して、通常は風俗嬢が客に舐められるのをイヤがる傾向の強い首筋や耳(ベタベタして気持ち悪い、後から洗いにくい、などが主な理由。したがって本来はココが性感帯なのに、プロフィールではあえてココを性感帯から外す風俗嬢も多いと聞く)を、座らせて後方から容赦なく愛撫する。そして同時に両手の平で乳首の先端を触れるか触れないかくらいのタッチで円運動にて責める。
「チョー上手〜! 鳥肌立ってきた……」
上腕部に本物の鳥肌が立っていた。このコ、マジで感じやすいようだ。フニャフニャした接客よりむしろ、この過敏な全身が彼女の人気の秘密であるようだ。
クンニする。徹底的にクンニする。どうやら膣よりクリ派であるらしく、指入れは第一関節までに止めておき、クリを下から上の方向に規則正しいリズムで弱めに延々責めまくる。
「ヤバ! ヤバイ!! イッちゃいそう!」
でも舌と手の動きは止めない。彼女の全身が見た目明らかに弛緩する。イッたみたいだ。
「ねえ、ローションで遊ばない」
ルルちゃんはローション遊びが大好きらしく、僕の股間と自分の股間に洗い流すのがやっかいなくらい大量のローションを塗りたくり、お互い正座しながら、お互いの股間をまさぐり合う。
「ヤバ! ヤバっ!! またイキそう!」
さすがに二度イクのは辛い様子で、フェラチオ体勢に。
「フェラより、素股でイッていい?」
「素股……、苦手なんですけど……」
「いいからいいから!」
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