今度こそ、と勢い込んでK子さんを口説く。
「ココに来るようになったのは、半年ぐらい前かな? ん? 友だちに教えてもらって。池袋線に住んでるから、池袋にはしょっちゅう遊びに来るし。でもちょっとひと休みしたい時にいちいちサ店とか行くとお金かかるでしょう。でもあの店なら何時間いてもいいし、そそ、商品券ももらえるしね。バイトではないけど、何回も行くと結構バカにならない金額にもなるしね」
なるほど。でもこんだけヤラしいナイスバディだったら結構口説かれるでしょ?
「結構ね(笑)。援助とかも、したこともあるけど、あんまりしない。別にそんなに困ってないし、シたい時はスルし、もちろんイヤならすぐ断わるし」
なるほど。で、僕はどうでしょう?
「あははは、いいよ(笑)」
お値段はなんと、指1本!
「別に値段はいいの、どうでも。なんか今日はシたかったし。生理前なの」
交渉成立したので、早速ホテルへ。特に連れ出し料がかかるわけではなく(逆に客と一緒に外出すると女のコには『商品券』が上積みされる! らしい)、すんなりと進む。
すぐそばの小ギレイなホテルへ入って、さっそく取材の続き。
「私はエッチしたい時の相手を探す時もあるし、本当にただのヒマ潰しの時もあるし。池袋は、どうかなあ、若いコもヒマつぶし系のコが多いんじゃない? 援助のコは少ないと思うよ。ようするにね、これがおミズとか風俗なら相手がお客さんだと断れないじゃない。それがイヤなの。私、イヤだと思ったら絶対デキないから。それに出勤とか強制じゃないし。あ、たまに「女のコ足りないから来て」って言われることはあるけど。そうだね、本当ヒマつぶし。でもお客さんは1時間4000円だっけ? 可哀想だけど(笑)。でもなんかシたい時ってあるのよ。たいがい一度きりだし、それでこっちもストレス発散できればそれでいいいかな、って。旦那とはウマくいってるけど、もうエッチはしないしね。上手に遊べていいんじゃない、ああいう所も。だって教えてくれた友だちってマンションの隣の奥さんだもん。みんなそれなりにヤッてるって。
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