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風俗情報

 LOVERS(池袋)(3)

 逆に上手に口説けばいくらでもナンパはできるだろう。これはいわゆる「連れ出し制度」がないからかもしれない。また仕事をサボッた営業マンが「昼キャバ」として利用している例も多いらしく、中には「プラス2000円で僕のオナニー見て」などと勝手に格安マニア風俗化して楽しむ人も少なくないという。最大の長所は店側が客にアレコレと指図しない、というところだろうか。

 さて、結局向かったのは平日の午後2時頃。一瞬迷ったのだが、プロフィールカードの「今日の希望相手」には『友だち・恋人・セックスフレンド』のすべてに○を付けておいた。
 個室でジッと待っている様は、まさに往年のテレクラそのものだ。電話がないのが妙に感じるほど。どうせなら待ち時間用のマンガなども備え付けておいてほしいものだ。たとえば「魁!男塾」とか? こういう場での男塾は妙に僕の心をなごませてくれるのだ。

 10分ほど待ったところでやって来たのは19歳の専門学校生。これが茶髪のミニスカで、見事なまでに僕のタイプ! ルックスはやや安西ひろこ似? 

 勢い込んでナンパにかかりまっせ〜! と思ったのだが、ニコニコと愛想のいい彼女から飛び出す話は「この前、オヤジ客にセクハラされた(←お前はするなよ)」だの「この後はバイト(←だからつきあわねえぞ)」だの「彼氏が浮気してるみたい(←だからナンパすんなよ)」といった、見事なまでに三段逆スライド方式のオヤジ殺しだったのだ。態度はとってもフレンドリーでかわいいのだが、チクチクと防波堤を張ってくるという鉄壁の防御体勢。若いクセに、『この5年、ナンバー3から外れたことありません』キャバクラ嬢的な熟練の組み立てに、手も足も出ず完封ノックアウト。いやヘタすればノーヒッターだったのかも……。
 
 しかもちょうど20分経過、というところで『あ、そろそろ交代するね。がんばってね!』と、時間の仕切りまで完璧。アンタは永六輔かい!
 ハタチ前のギャルに軽くひねられ、軽く自殺を考えていた所、続いてやって来たのは30歳の人妻・K子さん。これまたモノ凄いナイスバディで、顔は巨人の清水似だったものの、僕好みのキュッとクビれたウエストがたまりません!

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