「い、いい…」
すぐにMさんは声を漏らす。反応してくれると、それなりに楽しい。空いている右手を股間に伸ばして、クリトリスを擦るようにして愛撫。じんわりと愛液がにじみ出てくるのがわかる。そのヌラヌラした穴へ、人差し指を滑り込ませる。
「はぁっ、ああ…」
こうなったら、ちゃんとやりましょう。Mさんの太腿をぐっと持ち上げて、股間をむき出しにする。やや硬めの陰毛に縁取られた淫烈の中身が覗いている。鮮やかなピンク色。押し開いて指でかき混ぜながら、唇をクリトリスに吸い付かせ、舌先を細かく振動させる。ビクンと、Mさんの体が反応する。
「ああ、それ、気持ちいい…」
しばらく攻めた。Mさんは気持ちよさそうだが、なんとなく僕はバカバカしくなってきてしまった。申し訳ないけれど、攻めても興奮してこないんだよなぁ、Mさん。そろそろ僕も気持ちよくして欲しい。客なんだし。
さりげなく体の位置を入れ替えていくと、Mさんはちょっと不満げな表情を浮かべて、それでも再びローションを手につけて、僕のペニスをしごきはじめた。あ、手コキで抜かすつもりかぁ。でも、ま、それはそれでいいかという気になる。右手でサオをしごき、左手でタマやアナルを刺激するMさんの手コキはなかなか気持ちがいいのだ。
で、そのまま出してしまった。結局、まともなフェラは最後までなかった。
「若い子もいるのよ。○○ちゃんとか○○ちゃん、二十代後半くらいに見えるよ」
見える、かい(笑)。Mさんは自分はダメだけど、他の子はいい、としきりに言う。確かにお世辞にも風俗嬢としてはアタリとはいえないMさんだが、なんだか憎めないところがある。
「あ、○○ちゃんだ。ね、見えた?」
Mさんはドアの方を指差して、若いと言っていた子の名前をあげた。さっきから気になっていたのだが、ドアに小さな窓があって、廊下を通る人から、部屋の中が丸見えなのだ。そこを○○ちゃんが通ったらしい。
「なんか法律で、あそこは開けてなくちゃいけないんですって。本番しないようにってことじゃない?」
そう。法律(たぶん風営法)ではソープの個室の小窓は空けておかなくてはいけないということになっていたはずだ。しかし、普通のソープではその小窓にタオルなどをかけて、中が見えないようにしている。本当はそれも法律違反。この店は、馬鹿正直に、ちゃんとそれを守っているらしい。
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