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  『トレイン・レイン』(2)

電車が三ノ輪に止まった。するとK君はスカートを捲り上げ、胸のジッパーも全て下げて広げた。こんなことされたら反対側のホームからは、私のアソコもおっぱいも丸見えだ。若いサラリーマンと目が合った。私は顔をそむけた。K君はそんな私にお構い無しにますます激しく形が変わるほど胸をもみ、粒を刺激する中指の動きも早めた。まるで私を辱めるように。「あっ、あん。ダメだよ。こんな所で……」そう言ったつもりが声にならない。ヘンな声が漏れてしまうのを抑えるのがやっとだった。「見られてる……。私のいやらしい姿が見られてる……」私は片手を窓につき、片手で口を抑えた。声が漏れちゃう。私の体はいつもよりずっと敏感になっていた。

電車が動き始めた。Kくんは胸をもみながら粒の後ろのほうにある、「私の中」をかき混ぜ始めた。いやらしい音が大きくなる。周りの人に聞こえたりしないだろうか。その時だった。なにかKくんの細くて冷たい手以外の感触を覚えた。振り返ると四十歳くらいの禿げ上がったおじさんと目が合った。まさかずっと見られていたの……?おじさんの毛むくじゃらな手が私のお尻を撫で回す。Kくんはそれをみてにやにやしている。こんなおじさんに触られているのを見ても何も言ってくれないなんて、やっぱり私のことなんて遊びなんだ。でもなんでこんなに感じちゃうの……。私はKくんの指も、

おじさんの手も払いのける事ができずにいた。すると、Kくんは固くて太いアレをだし、お尻にぺちぺちとあてた。そして私の中に入ってきた。でも……いつもと感触が違う。K君じゃない。禿げ上がったおじさんはゆっくりと電車の揺れに合わせて身体を前後させる。その間ずっと両手は胸の先をつまんでいる。K君は涼しい顔をして粒をまさぐっている。一体どういうつもりなんだろう。くちゅっ、くちゅっ。アレが入ったり出たりする音が電車の音のまぎれて耳に響いてくる。ああ。こんな見ず知らずのおじさんに電車の中で入れられて、隣では大好きなK君が見つめているというのにどうしてこんなに気持ちイイの。アレが、何回も何回も私の子宮を突き上げる。声が出ちゃう。イっちゃいそう。足の間から熱い液体が流れて、膝にかかるのを感じた。おへその下がきゅーんとなって、身体がビクッと震える。二人に身体をいじられて、私は電車の中の二十分足らずでイってしまったのだった。

……電車が停車した。おじさんは「それじゃ」とつぶやき、Kくんのポケットからパンツを奪って電車を下りた。

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