■第2回 谷町9丁目『モーニング娘』(2) |
☆谷町9丁目『モーニング娘』さて、この店のシステムだが、80分3500円で焼肉食べ放題で、コスプレ姿の女の子が席に付いて、お肉を焼いてくれるという物。当然焼肉屋なので、風俗店のようなヌキや裸になるといった行為は無く、勿論お触りも禁止である。
ただ、どのコスチュームも、極端にスカートの丈が短く『パンチラ見放題!』笑
もっとも女の子達にしてみれば、パンツを故意的に見せているツモリは無く、あくまでもハプニングとの事。ただ、その割にはハプニングが非常に多く、パンチラマニアにはかなり嬉しいお店と言えよう。まぁ、それ以上に席に付いて接客してくれる女の子との会話が楽しく、簡単に言え
ば『コスプレキャバクラの焼肉屋ヴァージョン』と言えば理解して頂けると思う。また、面白い事にキャバクラ同様、女の子を指名する事も出来る。当然、この場合は指名料が別途必要。
更にキャバクラなら、「私達も、何か飲むものを頂いても良いですか?」と客に尋ねてくるのだが、
この店の場合は、「私達も、お肉を食べて良いですか〜?」と尋ねてくる。しかし、この店の女の子達はキャバクラで働いている女の子達に比べ、すれた感じの女の子も居らず、ノリの良い素人娘が普通のアルバイトより、ほんの少し割りの良いアルバイトをしているという感覚なので、非常に好感が持てる。実際、女の子に給料面に付いて聞いてみたのだが、パチンコ屋でバイトするのと一緒位との事。(だいたい、大阪のパチンコ屋の時給は1100円〜1400円程度。)で、肝心のお肉の味は、はっきり言ってそんじょそこらの食べ放題の焼肉屋より、全然オイシイ!というのも、この店の経営者は元々普通の焼肉屋を営んでおり、良質の肉を仕入れるルートを、ちゃんと確保しているらしい。
特にホルモン系に関しては、関西では良質のブランドとされている『三田牛』の物を用いているので、かなり満足できる内容であった。
そんな中、すっかり取材の事を忘れ本気モードで楽しむ私達の席に付いてくれたのは、スチュワーデスのコスプレに身を包んだ『今風のギャル』に、愛嬌のある妹キャラの『チアーガール』、そしてちょっと大人っぽい雰囲気の『ボンテージ娘』の3人。他の席に目を向けると、ナースにセーラー、ミニスカポリスやメイドなどなど色々な女の子が・・・・・。
女の子は皆20才前後で、健康的なお色気を振りまき、まさに『現代版・竜宮城』といった感じ。目を見張るほどの美人って訳でもないが、相対的に愛想の良い女の子達で、本当に楽しいひと時過ごす事が出来た。実際、写真を見て頂いたら、本気で楽しむ私の姿が確認出来ますよね〜?鼻の下を伸ばして、アホ面をしている客役の男が私です。笑
この店は風俗店では無く、列記とした飲食店なのでディープなエロを求める方にはお勧め出来ないが、爽やかなソフトなエロを求める方には、充分楽しめるお店です。従って、風俗をディナーに例えるなら、ヌキ系の店は当然メインディッシュとなり、この『モーニング娘』は。まさにオードブル!ここ谷町9丁目にも、ホテヘル等多数の風俗店が有るので、それらを利用する前に立ち寄ってみては如何でしょうか?
因みに店名の『モーニング娘』の由来は、牛の鳴き声を掛けて命名したとの事。
そもそも、大阪という土地柄は、大阪人特有の合理主義が作用するのか、他の地域では考えられない、全く接点の無い物同士を上手くMIXさせて、完全に新しい物にしてしまう事例が良く見かけられます。
それは店舗作りでも例外ではなく、喫茶店の中に釣堀を作ってみたり、お化け屋敷を丸ごとレストランにしてみたりと、独創的な発想を商売に取り入れることもしばしば。
従って、この『コスプレ焼肉』も大阪人ならではの発想と思いきや、コスプレと飲食店を融合するというスタイルは、京都が発祥の地らしい。
そういえば。昭和の風俗史を語る上で、絶対に避けて通れない『ノーパン喫茶』も元々は京都で生まれ、これを大阪人が更に発展させて、全国に広がったという経緯がある。
京都でうまれた『ノーパン喫茶』も最初は、ほんの僅かな露出しかなく、後に発展して今も語り継がれる物となった。この『コスプレ焼肉』も、今後の展開次第では、『第2のノーパン喫茶』になる可能性も秘めているのではないだろうか。暫くは、この『コスプレ焼肉』から目が離せない。
この原稿を書き上げたのは平成17年2月の事で、平成18年5月現在では東京の神田にも『OK牧場』というコスプレ焼肉がオープンしている。