■第6回 『風俗店を開業するにあたって・・・・・』 |
☆『風俗店を開業するにあたって・・・・・』素人が安易な考えで風俗店を開業したものの、赤字続きで即廃業!これって良くある
話です。
今の世の中「風俗なら簡単に稼げるだろう」と考えるのは大間違い!これほど長く不
況が続いているのだから、風俗に限らず新たに商売を始めるという事は、並大抵の事
では無いのです。それ相応の覚悟が無ければ、失敗するのは目に見えている。
増して、風俗の場合(水商売にも言える事だが)は、他の業種と違い『形の無い物』
を売る商売だから、特に難しいと思って取り組むべきである。
今後、風俗店の経営を考えている方の為に、私自身が気付いた事を微力では有ります
が述べて行かさせて頂きますので、全くの素人の方にも、また現在風俗店でスタッフ
として働いている方にも、自身が経営なさられる時の参考になればと思う所存であり
ます。
★『開店したい時期を決め、タイムスケジュールを作成する』
風俗店に限らず、失敗する原因の一つに『計画性を持たずに行動して、取り返しの付
かない状況になる』パターンが非常に多い。
これは、商売だけに限らず、あらゆる事に言えるので、間違っても『思いつき』の行
動はしない事!
早い話、開店するまでに自分がすべき事を良く考え、一つ一つ確実に消化していく必
要がある。
従って、これから挙げていく事柄を、逆算してきっちり予定を立てて下さい。
★『実際に既存の風俗店で修行する。』
現在、風俗店で働いている方ならともかく、全く風俗店で働いた事の無い方なら、シ
ステム等を理解する為、実際に一定の期間、風俗店で修行すべきである。
特に大阪を含めた多数の地域では、新規での『店舗型ヘルス』は開業出来ない為、実
際に開業する事が可能な『デリヘル』と『ホテヘル』の両方で、働いてみるのが理想
です。
まずは、『デリヘル』の『ドライバー』から始めてみよう。車さえ運転出来たら風俗
の知識が乏しくても、仕事をする事には支障が無く、業界未経験の者でも比較的採用
され易い。ただ基本的には、車と携帯電話は持ち込みになるので、御用意下さい。運
転免許書が無い方は、絶対に取得して下さい。仮に『デリヘル』以外の風俗店を開業
するにしても、嬢の送迎時等に絶対に不可欠です。
実際に『ドライバー』として働く利点として、まずその店の嬢と2人きりになる機会
が多いので、当然ながら嬢と親しくなり易い。そうなると、彼女達の考えや店に対す
る不満等を、聞き出すことが出来る。全ての嬢がそうとは限らないが、この業界特有
の物の考え方をする嬢や、完全に世間を嘗めきっている嬢も中には居るのです。言葉
は悪いが、一般社会では通用しない『欠落者』も結構多いので、一般常識が通用しな
い事もしばしば有ります。他には、自立神経が病んでいる嬢も良く見かけます。そう
いった部分を理解するには、『デリヘル』の『ドライバー』をするのが一番の近道で
ある。
嬢の事を有る程度理解する事が出来、風俗業界の空気にも馴染んで来たなら、次は
『ホテヘル』の『フロントスタッフ』として接客の仕方を勉強する。
有能な『フロントスタッフ』は、仮に良い嬢が居ない時でも、客に不快感を与える事
も無く、反対に自分自身を信頼させ、その客をリピーターとして店に再度、足を運ば
せる事も出来るものです。
新規オープンの際には、どうしても多くの嬢を確保する事は難しく、業績を良くする
には『フロントスタッフ』の手腕、すなわち経営者である『あなた』自身の接客態度
が大きく左右するのです。
またここで、出入りの業者(広告代理店等)と親しくなっておくのも重要な事です。
★『修行するのは気が退ける!って方は・・・・・』
私自身、あまり勧めたく無いが、有名店のFCに加盟する方法が有ります。ただ、こ
の場合でも研修という形で、多少現場で勉強はさせられます。更に当然ながら『ロイ
ヤリティー』も発生しますので、本当に儲けたいのならば、楽する考えは捨てるべき
です。
ある程度の経験が有ったなら、『行政書士の先生』や私の様な『コーディネーター』
に相談しながらでも、店の運営は出来ます。大変かと思いますが極力修行を経験して
下さい。まさに『餅屋は餅屋!』これを肝に銘じて下さい。
★『事務所となる物件について』
『デリヘル』と『ホテヘル』の両方で修行を経験したなら、どちらを経営するのかを
選択してください。
『デリヘル』を選択した場合、事務所となる物件は極論で言えば、あなた自身の住居
と兼用しても全く問題は有りません。但し、家主の『無店舗型風俗店』の事務所とし
て使用する事を認める『承諾書』が必要となるので、新たに承諾して貰える物件を契
約する方が無難である。とは言っても、電話一本で商売が成立するゆえ、さほど広い
物件を契約する必要は無く『ワンルームマンション』で充分である。大阪市内で事務
所を構えるなら、礼金が10万円程度で契約出来る物件もあるので、根気良く探せ
ば、かなり少額での開業も可能である。
『ホテヘル』の場合は、『受付スペース』と『嬢の待機場』は最低限必要で、更に狭
くても『客の待合室』も有る方が望ましいので、『デリヘル』の様に『ワンルームマ
ンション』という訳にはいかないが、それでも10坪程のスペースが有れば充分であ
る。実際に『ホテヘル』の多い『難波中』や『谷町9丁目』辺りの雑居ビルなら、
月々15万円程度の賃料の物件も多数有る。その場合、礼金や契約に於ける諸経費
や、簡単な内装工事の費用も含めても200万円程度有ればOK。
ここでのポイントは、事務所には極力お金をかけない事!『デリヘル』にしても『ホ
テヘル』にしても、実際にプレイする場所は別なのだから、必要最低限の支出で抑え
るべきである。特に素人が開業する場合、無駄に広い物件を契約したがるのだが、事
務所はあくまでも事務所という事を良く考えて頂きたい。広くて立派で有れば有るほ
ど、経費が多くなるのです。『デリヘル』の場合、客は事務所には来る事は無く、ま
た『ホテヘル』の場合なら、客の出入りは有るが、実際にプレイを行うのは提携先の
『ラブホテル』で有る為、事務所に金をかけるのは全くの無意味である。