毒島平八の“屋根裏の散歩者”(3)
■ジャンル 池袋の本番ヘルス
■料金 2万円
■コピー 池袋で西川口流
これだけ風俗店が増えてくると、てっとり早く稼げるだけ稼いでドロンをしてしまおう。という店が出てきても不思議ではない。いわゆるファッション・ヘルスの壁に注意書きとして貼ってある、あれです。本番したら罰金100万円をもらいます…という脅し文句。それでもする輩がいるのだから、ワレメにペニスを挿入したい欲望はすさまじいものがある。
最近では店に内緒でシテいる風俗嬢も多くなってはいるが店丸ごとはアジア系のエステぐらいしか思い浮かびません。
さて夕刊Fの三行広告に「ガチンコ娘 池袋で西川口流。平均年齢20代の女性が多数」
という謳い文句が載っていた。西川口流。勘のいい風俗遊び人なら分るハズ。
女のコとセックスが出来るんだと。この手の店は旬のうちに遊びに行かないと明日にでも無くなってしまう可能性が高い。早速、電話をしてみた。
「新聞で見たけど、西川口流って最後まで出来ますよね?」
「ええ、期待していいですよ」
20代後半の若い男の声は力強かった。男に指示されたのは…池袋は豊島区役所の前。
そこから再び電話をして、あるマンションの場所を教えられた。
ここにたどりつくまでは明治通りぞいのビックパソコン館、楽器が並ぶミュージックランドKEYなど人の波でごった返す。しかし首都高が目の前に走っているところから、路地に入りラブホテルがある手前の白いタイルばりのマンション前は人はいない。
実はこの建物、SMクラブ、熟女性感ヘルス、イメクラが何軒も入居し風俗店が白アリのように食いつくしている有名なマンションだった。
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